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2010年8月25日 (水)

焼岳登山、帰京

4時15分頃、近くの部屋のドアの音で目が覚めると、それですっきり目覚め。山小屋生活のリズムが体を支配しているようです。まだ真っ暗な中、露天風呂で朝風呂。ぼん
やりと明るくなりかける中部屋に戻り、おにぎり、焼き魚・ウィンナー・唐揚げの朝食を。料理人が作ってくれたおにぎりって、本当においしいです。穂高連峰が朝日の中に
浮かび上がるのを見ながら準備を整え、秘湯の会のスタンプ帳をもらってホテルを出発。すぐ裏からの登山道を6時に登りはじめました。最初から急登が始まったものの、す
ぐに舗装路を横断。そして、木立の中をしばらく平坦な道が続くと思いきや、やがて岩や木の根っこを攀じる急登が続くようになりました。木々の間を漏れてくる朝日が体に
当たると、それだけで暑く感じるような快晴です。登り初めて2時間になろうか、という頃、硫黄の香りがふっと顔を横切り、その先に山頂が見えてきました。やがて森林限
界を過ぎ、朝のものとは言え、強い日差しに身をさらしながらの登りが始まります。重い荷物を担ぎながら、えっちらおっちらと体を上に運んで行く間、時折、清涼な風が草
原を渡って吹き付けてくると、ここは天国ではなかろうか、というくらい気持ちがよい。山頂が近づくにつれ岩が大きくなっていき、やがてコルに到達。轟音を立てながら吹
き出されているガスを横目に、荷物をデポし、そのまま一気に山頂を目指しました。山頂到着は午前9時。ちょうど3時間で登ったことになります。あの荷物を担いでよく頑
張った。自分を誉めてあげたくなります。
そのまま30分ほど、槍から続く穂高連峰や、上高地の絶景を見下ろして過ごしました。槍にお別れを告げていなかった昨日の思い残しを、ここで綺麗にぬぐい去りました。
また来るよ。
上高地側に下山を開始したのですが、ここのザレ地ぶりには閉口。ストックで体を支えていかないと、なかなかスピードが出ません。途中、フランス人らしい単独登山者やア
メリカ人のようなカップル登山者ともすれ違ったのですが、彼らが軽装なのに驚きました。水分補給は大丈夫なのかしらん。一旦下ったところで展望台への登りがあり、そこ
を超えると焼小屋に向けての下り。朝11時頃だというのにじりじりと焼き付けてくるような太陽に、水分の大量補給を強いられつつ、やがて下り道が木々の間に入ってほっ
とすると、長いアルミはしごの下りがでてきて少し緊張。その後も短い鉄ばしごが出てきたり、岩に手をついてどっこいしょと下りるような場所が連続するなど、急な下りが
続き、いい加減、疲れもピークになってきたところで道が平坦に。白樺の森の中を抜けていくと、昼を過ぎたこの時間になってから登りはじめていく人たちとすれ違ったりし
ます。森林浴を「楽しむ」とは言えない疲労感を味わいながら、登山口に到達。そこから梓川沿いの林道をさかのぼっていき、13時過ぎ、上高地温泉ホテルに到着。「外来
入浴」の文字を確認し、ほっとして飲んだCCレモンがとにかくおいしかった。
すえた匂いの漂う衣類を体からはぎ取り、体を洗った後飛び込んだお湯は、ちょっとぬるっとする掛け流し。多くの文人たちが楽しんだらしい、いいお湯です。露天で半身浴
をして、じっくり脚をほぐしていると、ついついうとうとしてしまいます。上高地でアルファ波を存分に発散させ、綺麗な衣服を身にまとった時のリフレッシュ感といったら
ありませんでした。
登山靴をザックにしまい、サンダルでバス停まで。河童橋から梓川のエメラルドの輝き、穂高連峰にお別れをつげ、バス・ターミナルではお土産を購入。信州地ビールで喉を
潤し、バスに乗り込みました。少しだけ和らぎかけた日差しの中、16時にバスが出発。すぐに再会するであろうことを心の中で約束し、上高地にお別れを告げました。釜ト
ンネルを出たところでビールをもう1本。そのせいか、松本市を走っている頃はすっかり意識が飛んでいて、気がつけば諏訪湖の近くの高速を走っていました。八ヶ岳と石川
のSAでトイレ休憩がありながら、21時前には新宿駅西口に到着。松屋で「牛定」を食べ、帰宅しました。
充実しきった夏休みの終わりです。

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