食の旅

vendredi, 12 juin 2009

GUY SAVOYとレセプション

人生最初で、おそらく今次滞在時は最後となるであろう、ミシュラン3つ星レストランでお昼を食べる機会を得ました。3つ星に一度行ってみたい、という同僚の誘いを受け、一度くらいは行っても罰が当たることはないだろう、と思い、かつある人からの紹介もあったことから、とうとう行ってしまったものです。スージーの中華料理屋の坂を下っていった先、右側にあります。
詳しくは思い出の中だけに取っておきます。やっぱり3つ星というのは違う。サヴォワさん御自身も出てきて挨拶してくださった時には、思わずお目に掛かれて光栄ですなどと申し上げてしまいました。商談をしているビジネスマンなども居たりして、そんなに緊張するところではないのかも知れませんが、やはりサーヴィスは洗練されています。きっと、日本の一流の料亭ではこういうサーヴィスが提供されているのだろうなぁ、と想像しました。そして、何よりあのあっさりした複雑な風味は、「フレンチ」という枠の中に入るのだろうか、と、つくづく恐れ入りました。フランス料理を世界遺産に、という運動があるようですが、外延が定まらないものを「世界遺産」という枠の中に押し入れてしまうと窮屈ではなかろうか。いや、おいしさを表現する言葉を持っていないことは、つくづく悔しいことです。

そして、今日のメインイヴェントは駐仏日本大使の送別レセプション。そこで出会った大勢の方に、自分もお別れを告げることができました。昨日は同じ時間、ひどく雨が降ったのに、今日は綺麗に晴れてくれて、天の神様が微笑みかけてくれたような、そんな素敵なレセプションとなりました。

明日からモンブランです。

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mardi, 26 mai 2009

Le restaurant LAVINIA

朝、通りに出たら生ぬるい湿気に包まれました。まるで日本の梅雨の晴れ間のようです。20度を超えているんじゃなかろうか。
標記レストランで昼食会がありました。地階と地上階がワイン売り場、1階がレストランになっていて、レストランで12時から15時まで食事ができ、午後は20時までの間、ワインの試飲ができる、とのこと。ワインの値段が売店での値段と一緒、というのが売りのようです。こぎれいで都会風なおしゃれな感じのところで、航空系の人たちに好まれている、というのがよくわかります。
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午後もなんやかやで追われた後、夕方はスージーで夕食を取った後に戻ってきてまた仕事。23時頃家に到着したのですが、やがて土砂降りの嵐が始まりました。急に気温が上がったのが原因か。これで少しは涼しくなるかも知れません。

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samedi, 07 mars 2009

SHU

週末を迎えた今日、職場の同僚夫妻とパリ市に勤める友人と一緒に、カルチエ・ラタンはサン・ミシェル広場とオデオンの間にある Restaurant SHU修(8, rue Suger, 75006 Paris, TEL:01 46 34 25 88)に行ってきました。友人から薦められた串揚げ屋さん、率直に感動しました。突き出しとお刺身、3本×3回に分けて出てくる串揚げ、お口直し、3本×3回の串揚げ、冷たい稲庭うどん、で48ユーロのコースだったのですが、これが絶品ばかり。フォアグラの串揚げには、まことに言葉を失いました。サーヴィスも上品で心地よく、またカウンターを中心としたお店の作りも素敵です。通りに面した入り口は「にじり」を思わせるようなちょっと低い扉となっていて、これまた風情があります。またすぐに来たい、そんなお店でした。
結局、そこですっかり満足した後、レアルのそばのカラオケ屋に出かけてフレンチポップスを歌い、2時過ぎまでの宴。視点が変わるといろんなことが見えてきて、我が身を省みること多数。そんな金曜日の夜となったのですが、今日、一番楽しかったのは、インドからパリ・ハーフマラソンを走るために戻ってきた元同僚と、7時50分から、雑談をしながらのモンソー公園5周ジョグだったかも知れません。

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vendredi, 06 février 2009

稲庭うま味庵 UMAMI-AN

職場のフランス人の同僚と一緒に、8区の日本レストラン、稲庭うま味庵(27, rue du Colisée, 75008 Paris TEL:01 45 61 09 79)に行ってきました。シェフと以前、何かの会で一緒になって知り合った後、長く会ってなかったのですが、昨年7月14日の軍事パレードの際に再会、レストランの名刺をもらい、行きたい行きたいと思いながら結局今日になってしまった、というものです。
お店に入っていくと、入ってすぐのところにカウンターがあり、シェフに御無沙汰・初訪問の挨拶。お店の雰囲気は全くもって日本の居酒屋で、大変くつろげます。枝豆、山芋の短冊、里芋フライの梅肉ソース、キムチ、ねぎま、つくね、ワカサギの唐揚げ、餃子、コロッケ、お好み焼きと食べていき、その間にビールと日本酒が入ると、すっかりおなか一杯。同僚と馬鹿話・真面目話をしながらの2時間少々はあっという間に過ぎていきました。揚げ物、焼き物ともに美味しかったです。こんなに近いところに、こんなに美味しいお店があったとは、不覚でした。すっかりファンになりそうです。次回はうどんで締めようと思います。

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mardi, 03 février 2009

TAKI(瀧)

昨晩からの雪が2センチほど積もりました。路上テント生活者の人たちには厳しい寒い冬に逆戻りです。
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少し遅れた新年会が標記日本食レストランで開催されました(TAKI 瀧 54, rue du Docteur Finlay, 75015 Paris, TEL:01 45 79 42 28)。メトロ6番線デュプレックスを降りてすぐのところにあるこの日本レストラン、以前、その前を歩いた時に、その外観から「偽ジャポかなぁ」と思ったことを思い出しました。というわけで3年9ヶ月以上滞在して今回が初めてだったのですが、遅まきながら良い日本食レストランを発見することとなりました。突き出し、鳥カツ、鯛の南蛮揚げ、揚げ出し豆腐、そしてお寿司というコースだったのですが、いずれも美味しかったです。
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新年になっても、いろいろな仕事が降りかかってきて、マルチ・タスク度のレベルを上げるよい訓練になっています。

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vendredi, 30 janvier 2009

Les Cartes Potales

体調が今ひとつの今日、同僚の送別会に混ぜてもらうことになっていたことから、19時30分に到着するよう、Les Cartes Postalesというマルシェ・サン=トノレの近くにあるレストランに出かけました。ストライキとはいえ、最低サービス法のおかげでメトロは動いており、乗り継ぎも上手くいったことから、多分、普段よりも早く到着したのではないか、と思います。そしてオペラ座駅の階段を上がって地上に出たところ、デモ隊がまさに盛り上がっているところに出てきてしまいました。と、人の波がこちらに向かって流れてくる。え、何故?、と同じ方向に向かって走りながら振り返ると、カフェ・ドゥ・ラ・ペの前あたりで火柱が上がっている。発煙筒にしては派手な燃え方だなぁ。オペラ通りの車道部分は機動隊が封鎖しているものの、歩道の方には自由に行けることから、レストラン方面に向かって歩いていったのですが、沢山止まっているバスには「○○市役所」とかいった紙が置いてあったりして、ああそうか。バスでここから帰っていくんだな。争議権まで持っている公務員たちは強いです。

さて、夕食会は22時過ぎに和やかに終了。日本人シェフだけあって、和の風味を活かした、軽い料理となっていましたが、メインを半皿ずつ2つ頼むことができる、というのでそれを試したところ、少々量が多かったかも。とは言っても、半皿は正確に一皿分の半分でしたので、そもそも量はそこそこあるということでしょうか。他にも似たような社用族とおぼしき日本人グループが2つ、フランス人カップルが1組、おひとり様フランス人が1人、と、そこそこ流行っていました。オペラ座近辺で日本人出張者を案内するには良さそうです。

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mercredi, 14 janvier 2009

Le hide Koba's Bistro

日本人がオーナーをしている伝統的フランス料理のビストロが17区は職場の近くにある、と聞き、新たな出張者用レストランとして使えるのではないか、との目論見のもと、下見に行ってきました。Le hide, Koba's Bistro(10, rue du Général Lanzerac, 75017 Paris, TEL:01 45 74 15 81, www.lehide.fr)です。

前菜のフォアグラのソテーも、メインのサーロイン・ステーキも、そのたっぷりの量に驚きです。お値段の方は、前菜・メイン・デザートのコースで29ユーロと安い。満席だったのもむべなるかな。正統派フレンチを食べたい、というお客様には喜ばれそうです。

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vendredi, 19 septembre 2008

SINORAMA(大家楽)

再び諸案件が殺到し、時々余裕がなくなる時間帯があった今日、「武道」をきっかけとしたサークルの立ち上げ会が中華街で行われたのに参加しました。レストランの名前は標記のとおりです(SINORAMA(大家楽), 118, Avenue Choisy, 75013 Paris、TEL:01 53 82 09 51、休日なし、連日午前2時まで営業)。「武道」の話もあり、それをきっかけとして集まった人間同士のつっこみもありで、大変楽しい会となりました。そして、ここのレストランの焼きそばが美味しかった。何ということのないもやしの入った平凡な焼きそばなのですが、本当に平凡に作られた平凡なものを食べると、その平凡さが舌にこの上なく馴染み、ほっとします。おいしさというのは、案外そんなところにありそうです。
本日から、モンソー公園のすぐ脇にあるチェルヌスキー美術館というところで、出光美術館の浮世絵展が始まりました。オープニングにはフランスの前大統領もお見えになっていたそうです。
そして、風邪気味で走ることができていない欲求不満を解消するためだったのでしょうか、次回のパリ・ハーフ・マラソン及びパリ・マラソンの申し込みを行ってしまいました。サブ・フォーという目標も立てました。あとは、それを実現すべくプログラムを作ってトレーニングしていこうと思います。

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jeudi, 10 juillet 2008

Dominique Bouchet

久しぶりに新しいレストランを知りました。
職場から徒歩10分程度のところ、「ヨーロッパ市場」の建物に面したところにある、「Dominique Bouchet」です(11 rue Treilhard 75008 Paris, TEL : + 33 0 1 45 61 09 46)。温野菜のサラダと子羊の煮込みにチーズと、久しぶりに正当に美味しいフレンチを堪能することができました。お値段の方はメインが単品で35ユーロと、それなりの値段がするのですが、この味とサーヴィスであれば納得です。お昼だというのに、背広にネクタイを締めたビジネスマンで埋まっていました。こんな光景も初めて見ました。
ネット情報では、シェフはトゥール・ダルジャンやオテル・ド・クリヨンの元総料理長で、ロビュションのお弟子さんだとか。日本との関わりも深いそうです。HP情報では、ANAがパートナーになっている、とのこと。洗練されたお店の雰囲気は、まことに日本人好みと言えそうです。
大切なお客様に落ち着いた雰囲気の中でフレンチを食べていただくには、うってつけのお店を見つけることができました。有り難かったです。
夜の勤務は23時30分まで。今年は一味違います。

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samedi, 17 mai 2008

ヒレ・ステーキ@La Maison de l'Aubrac

今朝、通勤路のクルセル通りがこんな風になっていました。毎年恒例ののみの市が始まった様子です。
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土砂降りの雨が一瞬降った夕方からは、今日の深夜便で日本に帰られる出張者の方とLa Maison de l'Aubracで食事会。前回、この店に来た時にはサーロイン・ステーキを頼んだのですが、今回はヒレ・ステーキをお願いしました。そして、このヒレが本当に美味しかった。このレストラン&ワインバーでは、これがベストではないか。いや、これまで食べたどんなヒレステーキよりも美味しいぞ。願わくば、これをおろしポン酢で食べることができれば。。。

再び職場に戻って、今週の仕事に決着をつけ、晴れて週末に突入です。

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jeudi, 08 mai 2008

Le P'tit Troquet

お昼はパリ政治学院の関係者との昼食会。昔、よく通った中庭を建物の上階から見下ろしたり、学生向け告知が張り出される掲示板を眺めたりして、時間の旅を楽しみました。
夜は職場の歓送迎会をLe P'tit Troquetで(28, rue de l'Exposition, 75007 PARIS, TEL:01 47 05 80 39)。このレストラン、以前1度、恩師の先生との夕食会で来たことがあったのですが、それ以来、2年以上振りに来ることとなりました。ガイドブックでもネットでもよく紹介されていて、そこそこ評判のよいお店です。そして、2年振りの今回、アスパラガスのリゾットとソーセージを頼んだのですが、美味しかったです。正統的なフレンチをかわいいプティ・レストランで楽しむことができます。前菜・メイン・デザートのメニューで33ユーロというのは良心的な値段です。薦めてくれるワインも高すぎず、それでいて大変美味しく、好感が持てました。このワインの推薦にとどまらず、サーヴィスは細やかな気が行き届いていて、気持ちがよいです。10名までのグループの場合、厨房の脇の部屋を貸し切り状態で使うことも可能で、大変居心地もよく、要するにお奨めです。こういうお店が職場の近くにあれば、通い詰めることもできるのですが。。。

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jeudi, 07 février 2008

LE TROQUET

今日は日本からの出張者の方と標記レストランで食事をしてきました(LE TROQUET, 21, rue François Bonvin, 75015 Paris, TEL;01 45 66 89 00 日曜日と月曜日がお休み)。バスク料理のお店、と教えられました。しっかりとした味付けの美味しい料理が続き、満足です(塩っ辛い、という意見もあるかも知れませんが)。ワインも、「南西部のものを」と言ってお店の人に任せた結果、出てきたワインは美味しかったです(メモしておけばよかった)。19時30分の段階ではガラガラだったお店も、21時には満席となり、立って待っている人たちまで見えました。可能であれば2回転させている様子です。15区のユネスコ・アネックスの近く、いいお店を知ることができました。
その会の時、FMF(フルブライト・メモリアル・ファンド)なるものの存在を学びました。5年間で5千人のアメリカの高校の教師などを日本へ派遣し日本に対する理解を深めてもらう、というもので、橋本・クリントン会談で設立に合意。10億円程度が拠出された、とのこと。これまでに6400人の米国の教師が日本に来て3週間の研修を送って帰っており、日米教育委員会なるものがその実施を担当している、とのことでした。教員に啓発を行うのが、結果として一番効いてくる、ということなのでしょうか。確かに、効果的な事業だと思います。

仕事の方は相変わらずで、食事会の後、職場に戻って24時10分に退社。やれどもやれども追いつかないというのは、特別な年だからなのだろうと思います。いや、そう思うことにしておきます。いや、そもそも仕事の本質とはそういうものなのでしょう。おかげさまで、昼休みにBOSEのイヤフォン、 BOSE in-ear headphones BOSE-IEをもう一つ買ってしまう、という衝動買いまでしてしまいました。いやぁ、このイヤフォンの音、本当に好きです。

ジョギングの方は左足首の関節痛と両膝への不安から、今朝もさぼってしまいました。明日こそ、、、かな。

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mardi, 07 août 2007

TIMGAD(クスクス)

昨日までの好天がたたったのか、今日は朝から激しい雷雨となりました。おかげさまで空気が冷えてくれたのが背広姿には有り難かったです。
わさわさと仕事を行う中、中原中也が日本のランボーならば萩原朔太郎は日本のボードレールである、という文章に接した時、道理で自分は朔太郎の方が好きなわけだ、と一人納得。日本のヴァレリーという人がいたら、もっと好きになるのかも知れません。
夜は凱旋門から徒歩10分ほど、デファンス方面に下っていき右に折れて入っていったところにあるTINGADなるレストラン(21, rue Brunel, 75017 Paris, TEL: 01 45 74 23 70, www.timgad.fr)で、歓送迎会でした。このレストラン、シラク前大統領もいらっしゃったとのことであり、芳名帳のサインがされたページが広げてありました。昔はミシュランで1つ星だったこともある、というような話も。味の方もなかなかで、サーヴィスも洗練されていました。ちょっと大切なお客様を御案内するにはよいところです。
今日、フランス人と話していて、そうだったか、と思ったことが一つ。ドーヴィルにはサン・ラザール駅からフランス国鉄に乗っていけば2時間程度で到着するそうで、これが一番確実な無理のない行き方かも知れません。予約は必須だろうと思いますが。

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jeudi, 12 juillet 2007

Bistro du Sommelier

朝から事務色一色の一日となりました。2008年に向けた仕込みが着々と進みつつあります。
夜はパリに遊びに来ている元同僚との夕食会を、Bistrot du Sommelierにて行ってきました(97 Bd Haussmann 75008 Paris  Tel: 01 42 65 24 85)。帰ってきて調べてみたら日本語のサイトまで出している。大したものです。
外観は若干チープな印象もあるのですが、内装はシックな感じで、地下には20名程度が入れる大テーブルも置いてありました。メニューはアラカルトでも可能なのですが、今回は60ユーロの「発見」メニューを。アミューズ・ブッシュ、前菜、メイン、チーズ、デザートの5品が出てきて、それぞれに70ccのワインが付いてくる(よって、350ccほど飲むこととなります)、というもの。料理の内容は知らされず、事前に食べることができないものだけ伝えておけば、あとは適宜作ってくれて、それにあわせたワインが出てくるものの、ワインの銘柄は一皿を食べ終わった後にギャルソンが「さて、何だったか分かりましたか。」と尋ねてきて、「全く分かりません。」と答えると、「○○です。産地は○○で、○○の割合で○○種と○○種のブドウをブレンドしたもので、○○という特徴があります。いかがでしたか。」と返ってくる。ワインに詳しい場合、こんなやりとりも楽しめるだろう、と思います。この晩は南仏はニームの近くで取れたロゼに始まり、ハンガリーの白、ポルトガルの赤、ニームの赤、コルシカの白(デザート用)という出方でした。出方も楽しめれば良いのですが、なかなかそこまでは至りません。
料理の方もまずまずで、かつ、ワインを選ばなくてもよいので大変楽です。分量も少なめ。ワインを飲めるお客様を御案内するには大変いいところか、と思われます。
夜道を歩いていると、秋冬ものの背広を着ていても肌寒いです。夏はやってくるのだろうか。

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mardi, 10 juillet 2007

異常気象と歓送迎会

今日は朝は肌寒く、午前中の会議の間は雨が降っていた様子で、それが晴れ上がったと思いきや14時頃には土砂降りの雷雨となり、夕方にはからりと青空が広がり夏日が照りつける、そう思っていたら19時頃には再び雨、という不思議な一日でした。事務を粛々とできる、いい一日でしたら。
夜は同僚の歓送迎会をChez Cécile(17, rue Vignon, 75008 Paris, TEL:01 42 66 46 39, http://www.chezcecile.com/home.php)で。パリでの歓送迎会は、新しくパリに来られた人に車の運転のことやら家のことなど、生活に必要なノウハウの伝達の場となるのですが、時期が時期ということもあって必然的にヴァカンスの話題が中心を占めることとなります。地中海クルーズなる豪華なヴァカンスの楽しみ方もあり、アフリカまで行っても値段は2人で40万円程度だ、とか聞くと、いずれブローデルの「地中海」を読むようなことでもあれば、それに乗っても楽しいだろうなぁ、などと思ってしまいます。肝心のレストランの方は、分量少なめのいい雰囲気のお店でした。
クローデル関係の書籍を2冊、amazon.frで注文。到着が楽しみです。

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samedi, 07 juillet 2007

椿姫(La Traviata)@ガルニエとハードロック・カフェ

今シーズン最後のオペラ観賞に行ってきました。ガルニエの椿姫、新演出です。

Giuseppe Verdi (1813-1901)
La Traviata  Opéra en trois actes (1859)
Livret de Francesco Maria Piave d’après La Dame aux camélias d’Alexandre Dumas fils
En langue italienne

NOUVELLE PRODUCTION(新演出)

Direction musicale(指揮): Sylvain Cambreling
Mise en scène(演出): Christoph Marthaler
Décors et costumes(大道具、衣装): Anna Viebrock
Chorégraphie(振り付け): Thomas Stache
Lumières(照明):Olaf Winter
Chef des Choeurs(合唱指揮):Peter Burian
Choeurs préparés par Alessandro Di Stefano

Violetta Valéry(ヴィオレッタ):Christine Schäfer / Nataliya Kovalova (12 juillet)
Flora Bervoix(フローラ):Helene Schneiderman
Annina(アンニーナ):Michèle Lagrange
Alfredo Germont(アルフレード):Jonas Kaufmann
Giorgio Germont(ジェルモン):José Van Dam
Gastone(ガストーネ):Ales Briscein
Il Barone Douphol(ドゥフォール男爵):Michael Druiett
Il Marchese d’Obigny:Igor Gnidii
Dottor Grenvil(グレンヴィル医師):Nicolas Testé

Orchestre et Choeurs de l’Opéra national de Paris

シェファーがヴィオレッタを歌い、ジョゼ・ヴァン・ダムがジェルモンという配役に、年間予約を入れる時には大いに期待していたのですが、結論から言うと深い失望に満たされた、そんな公演でした。
まず演出です。舞台はオペラハウスのクロークのようなところで始まります。大いに華やかさに欠けます。それはまあいいとして、その奥にさらに小さな舞台が置かれていて、時折その舞台の幕が開くと、ヴィオレッタとジェルモンの愛の巣になったり、合唱団が冷たく物語りを見つめる場所となったり、ヴィオレッタの死の床があったりする。ふうん、まあいいや。でも、何ら必然性が感じられない。必然性という観点では、合唱団の人たちが「どうしてそういう動きをするの?」という、機械仕掛けのような奇妙な振り付けを受けていて、正直なところ不愉快でした。音楽とも筋とも何ら関係ないし。衣装そのものは綺麗なのですが、その美しさをもう少し違う背景と動作で観たいと思わせる、そんな貧相な舞台でした。何故ガルニエでこれを?。
音楽の方も、安全運転でドラマが全く感じられない。起伏がない淡々とした音楽作り。第2幕第1場のヴィオレッタが別れを決意する場面など、身を乗り出してどうなるか聴いていたのですが、全く煽ってくれない。主人公の哀切さを伴奏してくれない。そして、なにより締まりがない。クライバーのCDが原体験だったということを差し引いても、あの「ゆるさ」は今期観たオペラの中でも最たるもの。緊張感に欠けた、昔のパリ・オペラ座管弦楽団が帰ってきた、そんな印象を受けました。
そして、歌手にも失望です。シェファーはもう過去の人なのでしょうか。1月にドン・ジョヴァンニでドンナ・アンナを観た時にも今ひとつ。今回のヴィオレッタには期待していたのですが、期待はずれでした。コロラトゥーラを全力で歌おうとせず誤魔化しが目立つ。手を抜いて終わりだけ合わせようという歌い方をされると、聴いている側の緊張の糸も切れてしまいます。それに、ドラマがある箇所ではもっとドラマティックに歌ってくれてもいいのに。必死に歌ってくれてもいいのに。。。それに輪をかけて、演技の方にも迫力がない。ジェルモンがあらわれても、寝椅子に寝転がったまま歌っていて、これじゃあ、どんなに字幕の上でせっぱ詰まったやりとりが行われていても、ドラマにならない。まあ、こちらは演出のせいかも知れませんが。。。1965年生まれということですので、今年で42歳。歌手としてはまだまだこれからのはずなのですが、シェファーにとってここ数年は大切な時期だと思います。今後どういう方向を目指すのか。ドンナ・アンナの時に感じた声の荒れはそのままでしたし。。。さらに言えば、ちりちりパーマの髪型は、黒いシュミーズを着ていても、とても高級娼婦には見えませんでした。大いに残念です。
アルフレード役のカウフマン氏は、最初、紹介を受けて歌い始めた時、これが本当にアルフレードなのか、と我が耳を疑うほどくぐもった声で、思わず鼻をかみたくなりました。ガストーネ役のブリスサイン氏の方がよほどアルフレード役にふさわしい声の持ち主でした。なにより残念だったのが、第3幕、ヴィオレッタが死んでいくシーンでも、ヴィオレッタを心から助けたい、という気持ちが感じられない、平板な歌唱だったことです。
そして、ジョゼ・ヴァン・ダム。御年67歳、しかも今シーズンも終わり頃の舞台ともなるとさすがに大変なのかも知れませんが、声量にも正確さにも欠けていました。昨年6月にバスティーユで「ファウストの劫罰」、メフィスト役で聴いた時には、その悪魔的な表現力の豊かさを楽しめたのですが、謹厳な父親という役回りの表現も不足している。いや、まてよ。役回りに応じた表現ということだと、シェファーにもアルフレードにも欠けていた。もしかするとそういう演出だったのかも。
淡々と朗読されたような「椿姫」、テレビ・カメラが4台ほど入っていたので、もしかするとDVDになるのかも知れませんが、願わくば発売されないことを期待します。キレもコクもない「ラ・トラヴィアータは広く発信すべきではありません。今回の公演だけで十分でしょう。真実が何ら表現されていないのですから。

全員が揃って出てきたのは1度だけで、拍手も早々に止んだ醒めたカーテンコールの後、しばらく歩いた先にあるパリのハードロック・カフェで「世界共通レシピで作り上げるボリュームたっぷりなアメリカ家庭料理」らしいハンバーガー(いくつかありましたが、メニューの一番上にあったもの)とビールを存分に楽しんできました。「HARD ROCK CAFE PARIS」と印刷された各御当地もののTシャツも買ってしまったのですが、これが20ユーロ程度。日本だと2415円らしいので、1ユーロ120円というのが自然なのでしょう。そろそろ170円の声が聞こえてきました。。。

ガルニエでの観劇後にハードロック・カフェに行きたくなるような公演に、来シーズンには出合わないことを願っています。

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jeudi, 21 juin 2007

L'EVASION

朝一番からお昼を挟んで夕方まで面接が続きました。その後、レセプションが1件あった後、職場の送別会が標記レストランで開催されました。
L'Evasion(7 Place Saint Augustin, 75008 Paris TEL 08 99 78 21 68)というこのレストラン、聖オーギュスタン教会に面した広場にあって、ワインバーという看板も出ています。いろいろなワインを、グラスで頼むこともできれば、ボトルで頼むこともできる。料理は伝統的なフランス料理で、ずっしりと重いのでメイン一品だけ、あるいは、前菜を2品といった頼み方も可能です。レセプションでハヤシ・ライスを食べてしまった自分は、長ネギの前菜にチーズだけで済ませました。値段は少し高めです。サーヴィスの感じは大変よく、また、パリの雰囲気は満点ですので、ちょっと大切なお客様がいらっしゃった時などにはよいかも知れません。
明日も面接が続きます。

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mercredi, 20 juin 2007

Pierre.

お昼は弁慶で日本学者の先生との会食、夜は今度パリに赴任された方との夕食会でした。
日本の職場から日本時間2時過ぎにメールが送られてきたのには愕然としました。また、そういう時を経験するかも知れない、などと思いつつ、さすがにそこまでしなければならないというのは、行き過ぎのような気もしますが、それもまた日本の現実ということなのでしょう。体を壊されないことをお祈りするのみです。
今日の夕食会は、Pierre.(10, rue de la Bourse, 75002 Paris TEL:01 40 15 16 17, www.pierre-cave.com)というオペラ座からさほど遠くないワインバーだったのですが、これはなかなかお勧めです。ワインの品揃えが、新世界に開かれていて、的確なアドヴァイスをしてくれます。料理も一人一品でお腹一杯になる位。Rinkaに似たウェイトレスさんが、極めて気さくに注文を取り、料理を運んでくれます。また、何かの機会に行ってみようと思います。
明日から面接の日々が始まります。

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samedi, 16 juin 2007

erawan(タイ料理レストラン)

来客、会議、レポート作成、ニューカレドニアとの連絡等々、書き入れ日の金曜日の夕食は、歓送迎会で表記レストランに行ってきました(erawan, 76, rue de la Fédération, 75015 Paris; TEL:01 47 83 55 67, 01 43 06 66 98)。ホスピタリティーに溢れたマダムがいて、総勢15人の会合をつつがなく進行させてくれました。料理も大変に美味しく、これでやっと一つ、自信を持ってお客様を御案内できるタイ料理レストランと知り合いになることができました。
明日は先週に引き続きフリーガンです。若干雨交じりの天気になりそうな一日。先週とはひと味違った釣りを展開したいと思っています。

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mardi, 08 mai 2007

心花(KOKOHANA)

午前中は会議、午後はルーヴルを訪問し関係者との意見交換、夕方、2週間超の滞在をされた出張者の方をCDG空港までお送りし、帰ってきてから一仕事、スージーで夕食を取って帰ってきました。2週間の御滞在中、ローマ往復もされるなど、ほとんどお休みも取れなかっただろうと思います。お疲れが出なければよいのですが。
少し寂しくなった今日は、教えて頂いた鉄板焼きレストラン、心花(KOKOHANA, 1 bis, Rue Jean Mermoz, 75008 Paris, Tel : 08 26 10 01 99)のことなど。
ロン・ポワン・デ・シャンゼリゼのすぐそば、ブランド店が並ぶモンテーニュ通りのシャンゼリゼを隔てた反対側の通りにあるこのお店、美味しい鉄板焼きを食べさせてくれます。「真の日本料理」のリストには入っておらず、経営者も日本人ではないのかも知れません(少なくとも鉄板カウンターの向こうで焼いてくれた人は、日本人ではありませんでした)が、そこそこリーズナブルな値段(30ユーロほど)で一通り(サラダ・前菜・メイン・御飯・みそ汁・デザート+ワイン・水)を楽しめます。前菜として出てきたフォアグラの鉄板焼きなど、口の中で溶けていくように美味しかったです。醤油+バターの味付けでニンニクがタップリきいたメインも美味しかったし。ちょっとホッとして体力回復を図りたいが、15区の松ちゃんまで出かけるのはしんどいなぁ、というような時に使える、いいレストランです。

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vendredi, 23 mars 2007

Namiki

朝は谷崎潤一郎に関する国際的なシンポジウムのオープニングを見に行き、その後来週火曜日の会議の打ち合わせと資料準備で一日を過ごし、夜は送別会でした。
Namiki(46, rue Croix des Petits Champs, 75001 Paris, TEL:01 42 60 25 54)はパレ・ロワイヤルの駅を出て、文化省の建物を曲がって歩いていった先、フランス中央銀行の向かいにあります。サーヴィスは日本語を分かるフランス人と日本人がやってくれ、2階席は本棚のだまし絵や本物が置かれていたりする、ちょっとした隠れ家風の場所となっていました。出てくる料理は、あっさりとした味付けながらしっかりとした分量のフランス料理となっています。お店のカードには「Cuisine ZEN à la française」(フランス風「禅」料理)と書かれていました。
こちらの方で会議なりがある時のお客様の接待には向いているか、と思います。明日はとうとうオペラ座・ガルニエ宮での「歌舞伎」公演です。

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mercredi, 21 mars 2007

Be Boulangépicier

お昼に、「Be Boulangépicier」なるパン屋さんに行ってきました(73 Bd de Courcelles 75008 Paris)。アラン・デュカスと関係があるパン屋さんだとか。イートインが出来るとのことで、クラブ・サンドウィッチを食べました。なかなか美味しかったです。
朝食会がある日は食のバランスが取れて日中は体調もいいのですが、さすがに夜になると疲れを感じたりします。

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samedi, 17 mars 2007

COMME DES POISSONS

午前中は文化財の調査に来た出張者の方々とパレ・ロワイヤル近辺で過ごし、午後は交流プログラムで日本に行くことを希望する高校生の面接でした。高校生の方は、最初、書類選考をパスした10名全員の集団面接を行い、その後個別面接をする、という方法を採用しましたが、集団面接をすると最初から個別面接をするのと異なって、候補者それぞれを比較できるのがよいところです。皆、ある程度日本語を理解し、話せる人たちなのですが、中でも、独学でMSNのビデオ・チャットで日本語を勉強している、という15歳の女の子などは、ほぼ完璧に当方が言いたいことを理解し、彼女が考えていることを話していました。ただ、完全に友達言葉になっている。「敬語」とか「丁寧語」は、やはりある程度フォーマルな勉強によって身につける必要があるのでしょう。

夜は今度日本に帰る後輩の送別会を、COMME DES POISSONS(24,rue de la Tour, 75016 Paris, TEL:01 45 20 70 37)で行ってきました。熊本出身の御主人が寿司を握る、ということを聞いていて、前から気になっていたところです。パッシー駅から徒歩3分程度のところでしょうか。8人入ったら一杯のカウンターだけのお店です。刺身の盛り合わせ、鯖のタタキ、バッテラ、鰻押し寿司、うに、ハマチといったところを、ビールと日本酒で楽しみ、一人55ユーロ程度。テイクアウトもやっており、フランス人が次々に寿司を持ち帰っていました。またいいところを見つけました。人吉出身の御主人は、故郷を出てからかれこれ40年ほど経っている、とのことですが、懐かしい言葉のイントネーションに再訪を約束してお店を出ました。

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jeudi, 08 mars 2007

Chez Géraud

事務に明け暮れた今日は、出張者の人と標記レストラン(31 rue Vital, 75016 Paris, TEL:01 45 20 33 00)に行ってきました。
アール・ヌーヴォーな字体の看板が出ていて、中に入るといかにも伝統的でシックな風情が漂っています。料理はコースが30ユーロなのですが、これは前菜+メイン+デザートを本日のお勧めの中から選択する、というものになっていて、アラカルトで頼むとメインだけで30ユーロを超えてしまったりします。絶対にコースがお奨めです。フランス語が出来ないと若干辛いかも。
今日は前菜が「長ネギ」「テリーヌ」その他忘れてしまいましたが一品、メインが「小牛の腎臓」「タラ」「ウサギ」とのこと。自分はテリーヌとウサギを頼みました。デザートまではとてもたどり着けず、コーヒーに置き換えてもらいました。分量がしっかりしています。料理そのものは、伝統的なもので、クラシックなフランス料理を楽しみたい向きにはとてもよいです。
その後、再び職場で事務を行い、忙しい一週間の最終日に備えました。何とかコントロールできるとよいのですが。

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mardi, 13 février 2007

小学校での英語教育

日本の休日にあわせて職場もお休みの今日、日本からの出張者の方々と一緒にフランス国民教育省に行ってきました。職場が仕事の日だったらちょっと行けなかったであろうインタビューでした。テーマは小学校からの英語教育についてです。
フランスでは1989年から小学校段階での外国語教育がオプションで開始され、2002年からは小学校2年生からの外国語教育が必修化されました。週に1時間半、年間で54時間、外国語の勉強をすることになっている、とのこと。その背景にはEU統一という事情が大きく作用したようです。
外交で文化多様性を主張するフランスだけあって、国内的にも多言語主義が採用されており、小学校段階で英語のほか、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語、中国語、ロシア語、アラビア語がメニューとして用意されているらしい(ただ、英語が82.6%、ドイツ語が13.4%、スペイン2.1%、イタリア1.2%、ポルトガル0.3%、といった状況であり、英語が圧倒的です。居住地域の問題やら、学校に配属されている先生の問題やら、諸要因が重なってこの数字が構成されているようです)。また、中学校に入ってからは、第2外国語の学習が始まることとなっており、日本語も含む30の言語が教育されることとなっています。高校卒業認定試験であるバカロレアで2つの外国語を受験するというのも、ある意味すごいことだと思います。
小学校段階からの英語ということで、その指導に当たる先生方をどうしているのか、ということが次の関心事ですが、こちらは小学校の先生の研修、中学の英語の先生が教えに来る、ネイティヴ・スピーカーと契約を結ぶ、外国語指導助手(ネイティヴの学生)を雇う、といったやり方でしのいでいる様子。この最後の外国語指導助手には、仏政府より月900ユーロが9ヶ月の教育期間に渡って支払われるとか。中学校段階でもこのプログラムがあるらしく、フランスに来て日本語を教えつつ勉強したい、という日本人学生さんにはよいプログラムかも知れません(ただ、週に12時間のコマを持たされる、とのことでこれは少々厳しいかも知れませんが)。
ともあれ、「英語はわかっていても決して話さないフランス人」といった伝説のフランス人は、いまや少なくなっているのかも知れません。そういえば、パリ国際の会場でも、どう見ても小学生と思われるフランス人から「Do you speak English?」などと尋ねられたことがありましたし。。。

昼は国民教育省の人にカルチエ・ラタン風なこぎれいなレストラン(Chez Alexis&Daniel, 5, rue d'Arras, 75005 Paris, TEL:01.43.29.30.74, www.alexisetdaniel.com)でフレンチをおごってもらいました。フランス人に個人的におごってもらうのは、これで2回目です。サラダにワインの簡単な昼食でしたが、有意義な意見交換ができました。「基礎基本」の導入、フランス教育界では様々な議論を巻き起こしている様子です。

本来は休日であることを活かし、昼食後、カルチエ・ラタンの書店、Gibert et Jauneを覗きました。10年振りに訪れたこの書店、まだ書籍がインターネット通販されていなかった時代、本の巻末の参考文献リストでチェックした本を探しによく通ったことを思い出し、気持ちが若返るのを感じました。結局、購入したのは、「県番号」が入ったミシュランの地図だけだったりするのですが。

その後、夕方にかけて若干の仕事を片付けた後、ついに「ユー社」に手紙を書きました。小切手を添えて。それを期待に胸を躍らせながら投函した後、ブログの整理を行い、やっとほぼ追いついてきた感じです。
夜は別の出張者の方との夕食会。Maison de Campagneで飲んだ、ラングドックのワインがおいしかったです。さて、明日からは本当のウィークデイが始まります。

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jeudi, 01 février 2007

聖セバスティアヌスの気分、アジア亭

時々、1日に、24時間プラス日本との時差の時間があってくれたらよいのに、と思う時があります。
朝、職場に着いた時には日本からのメールが溜まっていて、その整理をしながらフランスの機関に電話をしたり日本に電話していたりしていると、今度はワーキング・アワーを迎えたフランスからのメールが溜まっていく。お昼休みにほっと一息、LINA'Sのサンドウィッチを食している間にも日本から、フランスから、メールが来ていて、その整理をしている間に電話があったり同僚からの相談があったり、いろいろしている間にあっという間に夕方が来る。全身に矢を受けた聖セバスティアヌスの気分です。
落ち着いて挨拶文を考えたりする時間が持てるのは夜だけだったりするのですが、今夜は19時から国民教育省の国際局次長との打ち合わせ&会食となっていたこともあり、明日できることは明日に回し、モンジュ通りへ向かいました。
打ち合わせでは、日仏150周年をお祝いするための取り組みや、そのための現状把握として現在すでに行われていることについての意見交換ができ、大変有意義でした。もちろん、こういう打ち合わせを行うと、その後の記録作成が待っているのですが、今週は残りの2日を空けてあるので、その時間を活用して整理することにします。
職場を去り際、1年9ヶ月前に日本から持ってきていて暖めていた、金沢空港で買ったちょっとした輪島塗りの小物をプレゼントしたところ、「大変うれしい。妻も喜ぶだろう」と、たいそう喜んでくれました。そういえば、ペン先に20金を使っているセーラーの万年筆を見せてくれ、ペン先が柔らかく、ずっと愛用している、と日本好きなところを見せてくれました。
打ち合わせの延長戦は、彼の職場のすぐそば、パンテオンの裏にある「アジア亭(ASIA-TEE)」(47, rue de la Montagne Sainte Genevieve, TEL:01.43.26.39.90)で行いました。
例の「真の日本料理」ガイドブックでも紹介されているこのお店、店に一歩はいると本当に居酒屋風の雰囲気が広がっています。「ひょうたん」に比べれば少しだけ上等な感じです。62ユーロのお任せコースをお願いしたのですが、里芋の煮付けに始まり、刺身の盛り合わせ、土瓶蒸し風スープ、鰯の塩焼き、鯛の塩焼き、牛肉のたたき、ミニ鰻丼、と和食を堪能できました。日本の雰囲気の中で本物の和食をお楽しみいただくには最適なお店です。仕事の話ももちろん行うのですが、むしろこういう場所はお互いの人となりを知り合う場所。双方のこれまでの職歴や学校歴、それぞれの職場内の人の話、そして何より互いの趣味のことなどを披露しあったり(彼は写真が趣味だというので、かなり共通に話せる部分があったのですが、それでも「銀塩の白黒のみ。カメラはニコンFM」という相当芸術系なストイックな人でした。こちらからは、釣りのネタを振ったのですが、彼は、私がこの夏に釣り旅行にいったフランシュ・コンテ地方で副地方長官をしていたこともあるとかで、オルナンのこともよく知っていました。モン・ドールやモルビエといったチーズのこと、藁ワインのことなど教えてもらったので、今度試してみようと思います。)、好きな映画監督のこと(溝口の雨月物語を絶賛してました。当方からトリュフォーの話をしたところ、彼が好きなのは「突然嵐のごとく」と「恋のエチュード」だ、とのこと。また、「天井桟敷の人々」がやはり一番好きだ、などと言うと、マルセル・カルネの1940年発行の身分証明書を拾ったことがある、などといった体験談も出てきたりしました)を話したりしている間に、あっと言う間に23時となりました。
人間関係の形成に大変有意義だった会食を終え、職場に戻ってきたら、改めて4通ほど要処理メールが溜まっていたので、それを速やかに片づけ、24時に職場を後にしました。
あと8時間とまでは言わないので、せめて4時間くらいでもあればずいぶんと楽になるはずなのですが。。。時間を作るには、「スピード感」ではなく「スピード」をもった仕事の進め方を追求する必要がありそうです。

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dimanche, 28 janvier 2007

ディジョンへの旅

久しぶりの完全オフな週末、午前中からマドレーヌ界隈に出かけ、ソルドをいくつかひやかしたもののあまりぴんと来るものがなく、ヴィニョン通りのポトフ専門店、「Le Roi du Pot au Feu(34, rue Vignon, Paris 75009, TEL:01.47.42.37.10)」へ。13時に入店したのですが、大変な賑わい振りでした。おそらく予約はとってないのでしょう。運良く10分程度の待ち時間で座ることができたのですが、あとからあとから人が入ってきます。お店の扉には様々なグルメ情報誌のステッカーが貼られていて、JALの機内誌のものと思われる日本語の紹介エッセーが壁に貼ってあったりもしました。ブイヨン、ポトフ、タルトタタンと食べたのですが、一冬に一度来て食べるにはちょうどよい。体が温まります。
その後、ちょっとフォションに寄った後、パリ市内を抜け、15時半前にA6に入りました。快適に高速を飛ばし、いつものガソリンスタンドで給油も行い、17時頃、オーセール(Auxerre)に到着。水曜日からの豪雪の名残が残るカテドラル前の広場・駐車場に車を停め、駆け足でカテドラル見学と街の散策を行い、「地球の歩き方」に「夕暮れ時に川越しにカテドラルを望むのがよい」という趣旨の記述があったことを受けて、それを実践しました。
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Dsc_4677残照の中カテドラルの姿を浮かべたヨンヌ川に鴨のつがいが泳いできました。残雪の白さと冬枯れの間にある枯淡な情景のなか、オレンジ色の街灯が人間的なぬくもりを感じさせてくれます。
18時、オーセールを後にして一路ディジョンへ。残すところ146キロ。しばらく走ると、既に暗くなった高速道路の両側の草原が一面雪に覆われている様子が微かに見えたりします。時折ものすごい靄に包まれたりしながらも、ディジョンには19時半頃に到着。道路標識に従ってホテル(Hotel Philippe le Bon、18 Rue Sainte Anne, DIJON 21000, TEL:03.80.30.73.52)を見つけ出し、狭い入り口を苦労して入った中庭の駐車場は雪で固められていました。
到着早々、レストラン、Hostellerie du Chapeau Rougeに電話。一つ星だというのに雪のせいでしょうか、21時からの予約ができたのに驚き。しばらくの休憩の後、三脚と一眼レフを担いで向かいました。
Dsc_4685ホテルからは徒歩5分ほど、雪に滑らぬよう気をつけながら、レストランに到着。レストランそのもの、それに向こうに見えるカテドラルが美しくライトアップされています。夜景撮影用に入手したレリーズが早速効果を発揮しました。


せっかくの星付きということで、「menu dégustation」という、少量が少しずつ出てきて全7品(前菜2つ、肉料理、魚料理、チーズ、デザート2品)というコース(80ユーロ)を頼みました。
以下、印象に残った皿の写真たちです。
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このほか、前菜1つ、メインの肉料理1つ(鳩肉)がありました。お味の方はさすがにミシュランの一つ星、フレンチを堪能させてもらえました。シェフに感謝したい、そんな気分です。他方、量の方は少し多すぎたかも。4皿目を過ぎる頃から、次に出てくるものが少し怖くなってくる、そんな体験をすることになりました。お昼を抜きにして、20時頃から来てゆっくり楽しむのが、日本人にはよいかも知れません。
ところで、よくよく考えると何故か8品となっているのです。写真の6品に加えて2つ。どうしてだろう。
おそらく、上段左から3つ目の写真の料理が、特別に日本人に対して振る舞われた、ということなのだろう、と思われます。かつおのタタキ・ポン酢風味、(少し乾いてはいたが)エノキ、椎茸、蕎麦添え。全料理の中でも、これが一番感動的でした。日本人に対する心尽くし。こういったところに、星が付いている理由、誇りといったものがあるように思います。ごちそうさまでした。
何かの会合が行われていたのか、大変にぎやかな声が響く中、24時過ぎ、レストランを後にしました。大聖堂、ホテルそばの小径を撮影し、小都市を満喫し、ホテルに帰ってきました。地元の人たちが連れ立って歩いているのに幾度も出くわしたのですが、男だけのグループが多かったのが印象的。それぞれの都市に文化があるのかも知れません。
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samedi, 27 janvier 2007

学食への招待

長く忙しかった今週を締めくくる今日は、国民教育省評価・予測・成果局でインタビューを行った後、同局局長が主催する昼食会にお呼ばれで行ってきました。サン・ジェルマン・デ・プレ近辺、マビヨンにある学食での昼食会です。
同局長がフランスの学生支援団体(国立)であるCNOUSのトップだった時に、学食を何とかしよう、ということで、その手始めとして改革を行ったという場所だけあって、料理もおいしければサーヴィスも大変よかったです。一般学生が食べる場所とは違った、教授たち向けの場所だった、ということもその理由の一つではあろう、と思われますが。ずっと昔、学生向けの場所で食事をしたことがあったのですが、その時と比べたら学食の方の質もさぞかしよくなっているのだろうなぁ、と思い、いまの学生がうらやましく思えたことが一つ。もう一つ、学食ネットワークを統括する組織(CNOUS)があるというところに、フランスの中央集権ぶり・公権力重視ぶりが見られるなぁ、と思われました。「Guide des Routards」といういわば「地球の歩き方」に当たるガイドブックで「フランスの学食」という号が出ているらしいですが、これもこの局長の仕掛けによるものらしいです。いずれにしても、この局長が以前に国際局長だったことから、今回のようなサーヴィスになったのだろう、と思われ、まことにありがたい限りでした。ちなみに、先方の関心事項としては、「日本では学校の選択は可能なのか(フランスでは学区制が大きな問題になっています)」「塾に通っている子どもの生活サイクルはどのようなものなのか」といった部分でした。関心を持ってもらえると嬉しくなってきて、何とか説明しようと努力することになり、フランス語力のトレーニングにもなれば自分の頭を整理するトレーニングにもなる。発信機会を作っていくことはますます大切だ、と感じました。
午後から夕方にかけて机仕事で一週間を終え、日本から一時帰国しているフランス人の友人に会うため、7区のカフェへ。半年ぶりに会う彼と彼の友人、さらにはその友人(パリでバレエを勉強しているカナダ人、ベルリンのスターバックスで働いているフランス人(妹)、メゾン・ド・ショコラで働いているフランス人(姉)など、ヴァラエティに富んだ集まりでしばしの懇談を楽しみ、その集団に分かれを告げて夕食は我が家のそばのインド料理屋へ。
Villa Punjab(15, rue Léon Jost, 75017 Paris, TEL:01.42.67.58.99)のカレーはいつも大変おいしいです。「sauce bien Karai rouge(ソース・ビアン・カライ・ルージュ)」をください、と言って、いつも味付けを辛くするのですが、今回のソースはいつもにも増して辛く、十分に楽しむことができました。流れ出る汗と同様に、仕事の方面での新陳代謝もよくしたいものです。

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vendredi, 26 janvier 2007

LYCÉE CHARLEMAGNEと「真の日本料理」

午前中、タイトルの高校に行って来ました。
Dscn1972学校の先生がどのように配置されているのか、という点についての調査だったのですが、学校が1から5までのカテゴリーに分かれており、カテゴリー毎に生徒1人当たりの教育に要する時間(H/E、Heures sur Eleve)が設定されていること、カテゴリー1(最もよい学校)ではこの数値が1.08であるのに対し、カテゴリー5(最も悪い学校)ではこれが1.7~8になること、フランスでは一学級何人という定員は決められておらず、この数値と学校全体の定員に基づいて校長が何人の教員が必要かをはじき出し、それを大学区に対して申請する、という仕組みになっているらしいこと、などが判明しました(なお、各学校がこのカテゴリー1から5のどれに該当しているかについては、公表はされていないものの、大体保護者は皆知っている、とのこと)。
Dscn1976さて、4区はマレ地区にあるこの学校、フランスの名門公立高校の一つでもあります。上記カテゴリーでは1に該当しているようです。昔の日比谷高校のようなもの、といったところでしょうか。週刊誌「Le Nouvel Observateur」の1月18日-24日号で特集されているフランスの高校ランキングでは、堂々Aクラス入りを遂げており、そのバカロレア合格率は97%とか。もともとジェズイット派の修道院であった、というだけあって、静かな中庭からは立派な礼拝堂を見上げることができます。そういえば、ルイ大王校ももともと修道院だったなぁ、あちらも名門だったなぁ、などと、昨年10月の訪問を懐かしく思い出しました。
高校段階からの入学の際、1000人の志願者を200人まで絞る選考を行うらしく、その選考も試験は行わず中学校時代の成績を元にした書類選考、とのことでした。フランスでは日本の多くの地域と同様、学区制が設けられているはずなのですが、この学校には越境入学者も多いらしい。生徒たちはほとんどが肌の色が白い人たちで、いかにも良家の子女が集っているといった雰囲気です。
校長先生が学校の案内をしてくれ、教室での授業風景を見せてくれもしたのですが、グラン・ゼコールへの準備級に入っていった時、授業担当の先生が露骨に迷惑そうな顔をしていたのも印象的でした。事前の打ち合わせなく、学級に入っていくことができる、というのは、それだけこの校長先生が優れた方であることの証でもあろうか、と思います。
一学級の定員は実態ベースで高校が26クラスで1クラスが約35人、中学が19クラスで1クラスが28~30人になっている、とのこと。「クラス定員を減らせ、という要望は出てこないのか。」と問うたところ、「この学校に子どもを入れたい保護者が沢山おり、その保護者からの圧力があるため、定員は減らせない。」という回答がかえってきました。まず総定員が最初にあって、生徒一人当たり教育時間があって、それを元に教員数が決定される、という仕組みなのだろう、と思います。○○人学級、という発想が最初にあるわけではないらしく、若干もやに包まれたような気分になりました。なかなかに事情は複雑です。
午前の訪問を終えたところ、ちょうど昼休み時間となっていて、近隣の小学校から保護者とおぼしき人たちが子どもたちの手を引いて家につれて帰っている様子が見られました。上手く写真を撮れなかったのが残念です。
午後の時間に机仕事を行い、やっとマネージ可能な状況に近づけることができました。
夜は、先日仕事で大変お世話になった仏外務省の人、その同僚、自分、自分の上司と同僚の計5人で、YENで食事をしてきました。
「偽」日本食レストランが乱立する中、日本料理評価委員会(Comité d'évaluation de la cuisine japonaise)が「真の日本料理(Cuisine Japonaise Autentique)」なるガイドブックを出しました(インターネットでも閲覧可能です。サイトはこちら http://www.cecj.fr/)。このガイドにも掲載されているYEN、この日は何故か後ろの席にタレントのYOUさんが座っていたりしました。やっぱり真の日本料理屋さんです。
フランス側の人たちと真の日本料理(「そばみそ」に始まり、「アボカドとマグロのサラダ」「豚の角煮」「鯛の塩焼き」といったあたりを経過し、「そば」で終える)を楽しみ、楽しみが過ぎて5人で日本酒500mlと焼酎750mlをいつの間にか空けてしまっていましたが、おかげさまで関係者間での意思疎通が十分にでき、連携を深めることができました。真の日本料理、おいしかったです。

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mercredi, 24 janvier 2007

冷え込み CAVE PETRISSANT

3月中旬なみの陽気が続いていたパリですが、今朝から急激に冷え込みが始まりました。午前中、フランス側関係者との打ち合わせを終え、マクドのテイクアウトで行列していると冷気が足下から這い上がってくるよう。MOMOHIKIを履いてきて良かったです。
明日はマイナス3度、明後日・明明後日はマイナス5度まで気温が下がる様子です。風邪ひかないように気をつけないと。
夜はCAVE PETRISSANT(30bis, avenue de Niel, 75017 Paris)で出張者の皆さんと会食。訪問先であったことなどを教えて頂くとともに、教員を職業として近代化するには学校での教育以外の部分の負担を減らす必要があるのではないか、いや、そうなると「恩師」といった感情が薄れてしまうのではないか、といった議論にもなり、「ちなみにフランスでは」といった情報提供なども行えたりして、楽しかったです。料理はオーソドックスなフランス料理。ワインの選択はお店の人に丸投げしたのですが、St Estepheの2002年のものが出てきて、おいしかったです。このお店、先日まで我が家に逗留していた友人が昔よく行った、と教えてくれたところで、夜遅くになると近辺のレストランのシェフが集まってきてわいわい飲んだりする場所でもあるそう。50ユーロそこそこでフルコース+飲み物を楽しむことができます。口コミはガイドブックの言葉以上に信用でき、また、そこに行ってみよう、という気にさせてくれます。いいお店をまた一つ、知ることができました。

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jeudi, 07 décembre 2006

ローヌ川のほとり

今日はリヨン第3大学に出張でした。朝8時30分のTGVで10時25分にリヨン・パール・デュー(Lyon Part Dieu)駅に到着。パリでは降り止んでいた雨がこちらではまた降っています。
文学・語学系大学であるせいか、女子学生の数が大変多いのが印象的でした。午前・午後と日本語科の学生さん達相手に説明会を開いたのですが、またまた驚いたことに、日本語で話しても理解をしてくれているようでした。自分の母国語を分かってくれる人にはやっぱり親近感が湧きます。
Dscn1628この大学の建物は、昔のタバコ工場だったらしく、工場の遺物である柱をそのまま使っていたりするのが印象的でした。中庭にはタバコを模したベンチが。こういうのはなんだか嬉しくなってしまいます。

説明会を終えた後、ペラシュ駅側にインターネット予約をしたホテルへ。ただ、何故かインターネットのセンターとの連絡が悪かったらしく、ローヌ川をこえた別のホテルに行くこととなってしまいました。
Dscn1630
20時から別の大学の先生と会食。諸情報交換を行い、有意義な時間を過ごすことができました。場所は、Brasserie Georgesという「地球の歩き方」にも載っている、1836年創業の有名なブラッスリー。だだっ広いホールで大変にぎやか。誕生日を迎えた人がいるテーブルには、花火がついたケーキが持って行かれたりしてました。が、普通に一人で食事を取りに来る人もいたりして、なかなかおもしろいところです。肝心の料理は1品だけ、Saucisse Pistacheというものを頼んだのですが、これはなかなかおいしく、また軽くてよかったです。
22時30分に食事を終え、先生をお送りしてホテルへ。
16年前、確か12月、グルノーブルにスキーに行く前に、ということで少し観光をしたような記憶があります。そのときも歩いたローヌ川の畔を少し歩きました。橋のイリュミネーションが寒空の下に震えているようで、大変美しい。
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永井荷風の「ふらんす物語」に「ローン河のほとり」というタイトルの短編があります。
渡仏後2週間経った荷風が、ローヌ川のほとりで、昔愛した人の面影を瞼の裏に思い浮かべながら、「あわれ、過ぎにし夢、仇なる思出。何という美しい優しい悲哀であろう。」と慨嘆する。永遠の思い、夢、といったことに想いを馳せる黄昏の終わり時、若い男女の声が聞こえてくる。旅立っていく男に啜り泣きながら問い掛ける若い女の「心変わり」という言葉に、荷風が自らの心の弱さ頼りなさを思い浮かべ、石垣の石の上に額を押し当てて泣くところで短編は終わっています。
この短編の「しかし、人の心は何を頼りに何時までも変わらずにいると断言することができるのであろう。もしや雲のよう、水のよう、自分の心が我にもあらず移り変わって行ったら一度心の底に宿った恋しいその面影はどうなってしまうのであろう。面影は何時か一度消え失せる時がありはしないか。自分は四辺に盗人でも居るように、両手で再び胸を押さえた。」という部分が、いかにもローヌ川のほとりで夕空を見上げながらの内省らしく、また美しい。今回の夜景も美しかったけれども、この情景の美しさも何時までも変わりません。
ローヌ川のほとりの夜景を存分に楽しんだ後、早朝からの旅に疲れた体を早々に休めました。明日は再びパリです。

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jeudi, 30 novembre 2006

Chez Katy

今日は仕事でお世話になる日本人の方々と標記レストランで会食でした。モロッコ料理、クスクスです。正式名称を「Restaurant Marocain Chez Katy」と言います(17, rue Jean Jacques Rousseau, 75001 Paris, TEL:01.45.08.40.10)。パレ・ロワイヤルからそう遠くない場所なのですが、この「ルソー通り」、大変長く、最初全く違う場所を彷徨っていたところ、御一緒する予定だった先生とばったり出くわしました。ルソーの専門家である先生によれば、この近辺にルソーが晩年住んだ家がある、とか。食事の後もしばらく二人で探したのですが、上手く見つかりませんでした。次回は必ず。
このレストラン、何でも、パリで剣道の師匠をされている日本人の方によれば「一番おいしい」クスクスだそうです。最も、同席した先生によれば、皆パリに1軒、クスクスが一番おいしい店を持っている、らしいですが。
ただ、確かにおいしいクスクスを頂戴することができました。つぶつぶが大変小さく、スープもしっかり煮込んであって、具も適量。こぢんまりとした隠れ家のような場所であるのも気に入りました。それに何より安い。メニューであれば15ユーロ足らずで前菜・クスクス・デザートを夜でもいただけます(飲み物は別)。マダムのサーヴィスも大変丁寧でした。
ただ、自分としては「404」の方が派手目ではあっても、好きかも知れません。

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lundi, 27 novembre 2006

アウトレット

今日は久しぶりにMarne la Valéeにあるアウトレットに職場の同僚・友人たちと行ってきました。もしかすると1年ぶりくらいかも知れません。
LA VALÉE VILLAGE OUTLET SHOPPINGはパリの郊外、A4をしばらく走り、12.1出口で降り、Centre Commercial方向に向かって行くと到着します。朝8時に起きて、10時15分には皆をピックアップし、キリッと晴れ渡った冬の空の下、40分弱程度の距離した。早めの行動開始が功を奏したといったところです。
目的はいくつかあったのですが、まず、昨年来の課題だったランセルのボストンバッグ。RIMOWAのジュラルミン・ケースやThe North Faceのバックパックは揃っていたのですが、気楽な旅行に出かける際の旅行鞄がなく、昨年のスキーにもRIMOWAで出かけて少々難儀な目にあった者として、どうしてもボストンバッグは手に入れておきたかったアイテムでした。
Dscn1617そして、ちょうどよいものが見つかりました。インターネットで観ることができるようになったカタログには載っていないところからすると、もう製造中止になったモデルなのかも知れませんが、ちょうどこれが欲しかったところに棚の一番上にこれが置いてあり、即断で買い求めました。ユーロで2桁と、大変お買い得な買い物となりました。


Dscn1624_1その後、1年近く新規購入していないネクタイをフェラガモのアウトレットで。1本50ユーロ弱で買えるところが気に入っています。以前使っていたものが擦り切れてしまって捨ててしまっていたところに、同じ色合いのものを揃えました。気に入っています。


レストランが並ぶ建物でピザの昼食を取り、再び戦場へ。CERRUTI JEANSのお店でセーターを2着、そして最後にAIGLEのアウトレットで昔から憧れていたフライフィッシングの際に履く長靴を購入できました。
Dscn1618Dscn1621
試着ゲームも含めた戦いを18時半に終え、一行の紙袋が並んだトランクに充実感を覚えながら渋滞の中、1時間半掛けてパリに帰ってきて、同僚に教えてもらった、この4月3日からオープンしていたというオペラ座界隈の日本食レストラン「ZEN(善)」(8, rue de l'Echelle, 75001 Paris、TEL:01.42.61.93.99)で味噌ラーメンと餃子を食べて帰ってきました。このお店、22時30分までラストオーダーを取ってくれるのが嬉しいところです。若干、ヘア・サロンを思わせるお店の外観には驚かされましたが。
大変な戦果に十分に満足して帰ってきました。このアウトレット、御殿場のプレミアム・アウトレットのことを「パートナー」として紹介しています。同じ資本なのかも知れません。ともあれ、この冬はこれで十分、といった感じです。が、まだまだどうなるか分かりません。。。

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vendredi, 17 novembre 2006

QUAI OUEST

今日は出張者の人には同行せず、溜まった事務をこつこつとこなす一日でした。同時に、昼夜ともにフランス側主催の会食に出席。なかなか駐在員らしい一日でした。
Dscn1591夕方、セーヴル美術館で始まった日本の現代陶磁器展、「TOJI Avant-garde et tradition du Japon」のヴェルニッサージュを見てきたのですが、石庭を思わせるディスプレイの仕方に感心するとともに、作品の持つ均整でないが故の美を感じました。和むとでも言うのでしょうか、なんだか不思議な感じです。
サン・クル市のセーヌ沿いのレストラン、Quai Ouest(1200, quai Marcel Dassault, 92210 St.Cloud, TEL:04.16.02.35.54)で、ヴェルニッサージュの後の夕食会。セーヌ川に張り出して作られた若者向けのレストランですが、夜景が大変美しい場所で、料理もタンドーリ・チキンがなかなかおいしかったです。
偶然、仏文化省の美術館局長の隣に座ることとなったのですが、いろいろと興味深いお話を伺うことができました(ダ・ヴィンチ・コードのルーヴル内での撮影は、今の文化大臣が強く主張して実現させたことだった等々)。23時近くにやっと終了。日本からいらっしゃっていた陶芸家の皆様には、本当にお疲れさまでした、と申し上げたい、そんな心づくしの歓迎でした。

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mardi, 26 septembre 2006

MIRAMA

午前中、再来週いらっしゃる出張者の方のロジを片づけつつ、午後は東京からの出張者の方について国民教育省に行き、名前だけ聞いていながら初めてお目にかかる国際局長のお話を聞く機会を得、夕方、サブを途中まで済まして、出張者の方との夕食会に出かけました。サン・ミッシェル駅から徒歩5分程度のところ、MIRAMA(17, rue Saint-Jacques, 75005 Paris, Tél. : 01 43 29 66 58)という中華料理屋さんです。
前回の滞在で一度いったことがあるような記憶もありますが、今回は初めて。大衆的な雰囲気のお店で、皆でお腹一杯に食べて30ユーロ、といった値段でありながら、味の方はあっさり目の味付けのちゃんとした中華で、お客様にも喜んでいただけました。偶然、昔大学で教えていただいた先生とばったり会ったりしましたが、その先生は相当なグルメだ、とのこと。お店の選択が当たったのでしょう。幹事の人に感謝です。

その夕食会に向かう途中、今回の滞在で初めて、満員電車に乗りました。19時40分くらいのことです。RERのAで凱旋門の駅から東に向かう列車が到着した時に既にぎっしりで、これはいやな感じだなぁと思いつつ乗ってみたところが案外スペースはある。日本で言えば「新聞が読める」くらいでしょうか。ただ、オペラ座そばの駅で後ろの人に降りてもらうために車両を降りたところ、そのまま再び乗ることが出来ませんでした。乗ろうとしている脇でフランス人が「次を待とう」と言っているのが耳に入ったのが第一の理由。第二は車内に漂っていた車内独特の臭いをあと一駅分吸い込むのはご免被りたかったこと。そして最後に、満員電車に乗るのは日本帰国後に取っておこう、と思ったためです。幸い、7分後に入線した列車は特別混み合っておらず、無事、時間までに到着することができました。
乗れなかったオペラ座そばの駅で、無理に乗り込んだ人の荷物がひっかかってしまって扉が閉まらないでいる時、ホームにいる人たちが扉を押し広げて列車を出発させていました。こういったところにパリの人情を感じます。

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samedi, 23 septembre 2006

LA CLEMENZA DI TITO(皇帝ティトーの慈悲)@ガルニエ

(後日書いています。)
様々な仕事が降りかかって来る中、昼休みの床屋を済ませ、午後のある時間には一瞬脳内がフリーズしたような感じにもなりつつ、19時までの勤務を終え、ダッシュでガルニエに向かいました。今回の滞在で初めてのガルニエでのオペラ観賞です。

「皇帝ティトーの慈悲」(LA CLEMENZA DI TITO) モーツアルト @ガルニエ
指揮:Gustav Kuhn
演出・大道具・衣装:Karl-Ernst Herrmann
照明:Karl-Ernst Herrmann、Heinz Ilsanker
合唱指揮:Peter Burian

ティトー:Christoph Prégardien
ヴィテリア:Anna Caterina Antonacci
セルヴィリア:Ekaterina Syurina
セスト:Elina Garanca
アンニオ:Hannah Esther Minutillo
プブリオ:Roland Bracht

19:30開演、全2時間55分(第一部:1時間10分、休憩:30分、第二部:1時間15分)
座席:AMPHITEATRE 181 39

天井桟敷の後ろから2列目の席。そういえば、年間予約を申し込んだ際、オペラ座から電話があって、「こんな席でもいいか」と言われた座席でした。確かに、椅子は足がしっかりとは付かない高さのちょっとした腰掛けのようなもので、背もたれがなく、あまり腰を引くと最後列の人の膝が当たってします。安い料金でとにかく芝居を何度もみたい、といった人たちが集まっていた場所だっただけのことはあります。ただ、オーケストラ・ピットは丸見えですし、舞台も正面からほぼ死角なしに見ることができる。狭いスペースに200人強が入っていて、大変窮屈な思いはするのですが、芝居好き・オペラ好きの人たちが密集して劇を楽しんでいる雰囲気を感じて、そちらも楽しいです。ブラーヴォの声もここからの発信が多い。そんな天井桟敷が好きです。
舞台は白い大理石様の床が広がっており、壁が3方を取り囲んでいる。その壁の大きな扉が開くと、ある時は宮殿の列柱が並んでおり、ある時はサモトラケのニケのようなのが奥に置かれて火が噴きだし、またある時は野原が広がっており、と、閉鎖された空間で展開される心理劇がどのような環境で進んでいるのか、というのを示す、そんな演出になっていました。カール=エルンスト・ハーマンという演出家はこの舞台では大道具、衣装、照明まで行っているようですが、それだけにこだわりのある演出なのでしょう。大いに好きになりました。この演出でのDVDも発売されているようです。
他方、ちょっと閉口したのは、照明が白い床に跳ね返ってくるせいでもあったのでしょうが、とにかく字幕が見えなかった。おかげであらすじさえ把握せずに行ってしまった自分には、ズボン役が2人も出てくる第1幕はちんぷんかんぷんでした。少々残念。というのも、ソプラノ2名の出来が大変よかったからです。で、慌てて一緒に行ってくれた知り合いから情報収集し、配役と歌手を頭の中で再構成したところ、第2幕を存分に楽しむことができました。
ヴィテリア役のアントナッチさんは舞台映えする大柄な方で、エレガントな風貌からドラマティックな歌唱を聴かせてくれました。彼女が歌い始めると(自分も含め)オペラグラスを目の前にかざす男性諸氏がいるのも楽しかったです。舞台の上でひときわ存在感がありました。もともとメゾソプラノとソプラノの両方をやっていた、ロッシーニ歌いであるようなことが、オペラ座HPに紹介されていましたが、今後、是非ヴェルディで聴いてみたい、そんな歌手でした。
セスト役のガランカさんは、音程がしっかりしていて、モーツアルトにありがちな音階の歌唱にもしっかりとついていっていて、歌い終わる度に大喝采。ズボン役としての風貌は凛々しかったですが、凛とした美貌の持ち主でもあり、ネットによればドラベッラ役も歌ったりしているよう。今度はそちらの方面で出合いたいソプラノです。
その他、セルヴィリアのシュリーナさん、アンニオ役のミヌティッロさんも脇をしっかりと固め、プブリオ役のブラハト氏が低音を締める。そんな中では、プレガルディアン氏のティトーが、音程が大変甘くて少々痛かったこと、クーン氏の指揮が今ひとつきびきびしていなかったことなど忘れることができ、終演後は大喝采となりました。
あと、オーケストラ・ピットの奥に合唱団が並んで歌ったりしていましたが、地の底から湧き起こるコロスの声といった風情で、演出上も効果があったように思います。
最後に、やっぱりガルニエ宮程度の座席数(2000席程度)が、最も人間的な劇場なのかも知れないなぁ、と思いました。オーケストラが薄かった、ということもあるのかも知れませんが、楽器と声とが入り交じるにはちょうどよい大きさであったように思います。バスティーユのように2700席もあると、どこかに無理が出てくるような。特に歌手の喉にはきついだろう、と思います。

満足した観劇は、La Fontaine Gaillonで、マグロのカルパッチョとタラ料理で締めくくることができました。ジェラール・ドパルデューが経営しているというこのお店、素材がそもそも持っている味をぎゅっと引き出すような、あっさりとしたフレンチを楽しめます。夜、1人あたり100ユーロあれば、フルコース+ワイン+水+コーヒーを楽しめます。個室も5部屋あって、6人まで、10人まで、12人まで、16人まで、30人までの部屋を予約することができます(有料。部屋代は30ユーロから120ユーロまで)。8人以上の場合、前菜+メイン+デザートで49ユーロと58ユーロのセットメニューを選ぶことになっています。仮に15人で行うこととした場合、ワインや水も含めると70ユーロ弱、といったところでしょうか。大人数のちょっと大事なお客様をお招きする会食には適していると思います。

帰宅の後、待っていてくれた熊本の友人達と歓談。フランスの各地の思い出などを聞く中、シャンゼリゼのトヨタに、F1のコクピットに座ってできるレーシング・ゲームがある、といった情報なども仕入れることができました。「ドーヴィルも海だけ見れば有明海」という俳句もよかったです(勝手に使わせていただきました。スミマセン)。公私ともに多忙な一週間が無事終わりました。ちょっとスタミナ切れといった感じです。

後記:モーツァルトの最晩年のオペラ、モーツァルトのオペラの中では評価が別れているようです。確かに、レシタティーヴォが長すぎるような気もしましたし、今ひとつキャッチーなメロディーに欠けており、正直なところ若干退屈しました。
ただ、昔の記録を調べてみたところ、1997年に自分がパリに滞在していた際、2度ほどガルニエに見に行っておりました。当初、4月30日の初日を狙っていったところが、ストか何かで公演が中止になって、ということがあり、その後5月16日と27日に見に行った形跡が。
演出は違ったのですが、ヴィテリアにクリスティーヌ・シェファーが、セルヴィリアにはアンネ=ソフィー・フォン・オッターが、セストにはアンゲリカ・キルヒシュラーガーが、といった大変なキャストだったようです。それに、先日亡くなったアルマン・ジョルダン先生が指揮をしていた。おそらく1度見に行って、これは凄い、ということになり、改めて見に行ったのでしょう。
自分のことなのに羨ましいです。

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jeudi, 21 septembre 2006

去る人来る人

今日はお昼に、昨年パリでお別れをした同僚が、今度はストラスブールで勤務することになったことを受け、歓迎の昼食会でした。
Baan Boran(43, rue Monpensier 75001、Tel: 01-40-15-90-45)というタイ料理のお店でのランチ、味付けが繊細で、量は適度。これはまたよいお店を知ることができました。
帰ってきた後、昨年面接をして、この10月から日本に留学することが決まっていたマンガの研究者が、日本に出発する前に、と挨拶に立ち寄ってくれました。結婚したことの報告も兼ねて。ランスの女の子だけあって、シャンパンとランスのお菓子までいただいてしまいました。漫画家であるという旦那様(フランス人)の鞄の中からは、さらに2本のシャンパンが出てきて、自分のアシスタントをしてくれている人、最初にこの情報をくれた人、それぞれにこれを、とのこと。なんだか、日本人以上に日本的なフランス人夫婦でした。彼らが日本に行った後、結婚記念日に鉢植えの花でも贈っておこうと思います。
その後、今度は飛び入りで、フランスに歌曲の勉強をしにきた、という日本人と会いました。オペラではなく歌曲というあたりが渋いところです(フォーレの歌曲というものがあるらしい)。テノールだそうで、自分のオペラ好きのことも漏らしながら、会話を楽しむことができました。オペラに一緒に行ったりして、またいろいろと教わりたいです。
日本では新総裁が選出されましたね。そして、最後の「メルマガ」も届きました。移り変わる時の中で去る人がいれば来る人がいる。特に外国にいるせいか、そういうことが強く印象に残る、そんな気がします。

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dimanche, 17 septembre 2006

知人往来

午前中、掃除は洗濯ですっきりし、午後の日程に備えました。
まず、15時、日本に帰られる方を御自宅前でお見送り。大勢の方々に囲まれながら、たくさんの荷物とともに車に乗り込んで行かれました。また日本でお目にかかる日のことが楽しみです。
16時半、今日、ドバイ経由で到着した熊本時代の古い友人と再会。我が家に案内して、しばらくペリエ・ア・ラ・マントを飲んだりしながら雑談。我が家に案内。およそ3年半ぶりの再会って、時間だけとってみると、小学校卒業以来会わなかった友達と高校に入ってから再会したようなものなのですが、そんな時間の経過もまるで感じませんでした。彼らはトゥール、モン・サン・ミッシェルといった土地も含め、我が家に泊まりつつフランス観光をする予定です。こちらの仕事等の事情から、あまり一緒に行動できないのは残念ですが、ガイドがいる旅よりも自分たちで切り開いていく旅の方が思い出深いものとなるでしょう。
マドレーヌのレゾナンス、ラデュレで買い物をして、東駅で彼らの鉄道チケット(インターネットで予約済み)を引き取った後、こちらは1年半振りとなる昔の同僚(バルセロナ、パリを旅行中)とその奥様と19時40分頃合流。3人でAux Charpentiersというサン・ジェルマン・デ・プレのレストランに行って来ました。このレストラン、伝統的なフレンチが楽しめる、なかなか雰囲気のよいところです。古き良きフランス料理を堪能できる、といったところでしょうか。40ユーロの予算で食後のカフェまで楽しめます。
その後、サン・シュルピス教会を見、ソルボンヌ→パンテオン→上院脇→モンパルナス→エッフェル塔→トロカデロ広場→アルマトンネル(ダイアナ妃の亡くなった場所)→コンコルド広場→パリ市庁舎→バスティーユ広場と回って、東駅そばで彼らと別れ、自宅へ。
お別れと再会に満ちた一日が終わりました。明日はバスティーユでオペラ、「ランメルモールのルチア」です。ついに、ナタリー・デッセイが歌う場面に触れることができそうです。楽しみ。
下は、重いのにわざわざ日本から持ってきてくださったお土産の数々と、深夜0時のエッフェル塔のライト・ショーです。
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lundi, 11 septembre 2006

La Fontaine de Mars

昼過ぎにやっと起きだし、掃除機をかけ、3度洗濯機を回し、一旦職場に行って少し仕事をし、夕方、標記レストランでの食事会。日本に帰られる方の最終的な送別会です。
先日のSUD OUEST & CIEと同様、南西部料理のお店です。
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日本流2階の一番奥まった個室を貸し切りで、気兼ねする必要のない、大変にぎやかな食事会となりました。総勢18人でワインが10本以上は空いていました。主賓も楽しく飲み、食べ、話しをされてらっしゃいました。帰り際、店員さんに「A Bientôt(ではまた)」と声を掛けられていたのも印象的です。何度もいらっしゃっていたお気に入りのお店だったのかも知れません。こうやって少しずつ財産が引き継がれていくものです。
深く頭を垂れるパリの夜でした。

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mardi, 05 septembre 2006

SUD-OUEST & CIE

今日は標記ビストロで日本に帰られる方の送別会でした。
モンパルナス駅近くのビストロ。「SUD-OUEST & OIE」であれば、「南西部とガチョウ」という名前になり、まさにぴったりなのですが、よくよく見ると「SUD-OUEST & CIE」となっていて、「CIE」の意味がよく分かりません。
まあ、そんなことはおくとして、34ユーロで前菜・メイン・デザートにワインが1/2本ついてきます。日本語メニューも置いてありました。ガチョウのフォアグラは置いてなかったのですが、南西部の料理が出てきます。前菜にあえてフォアグラを頼まず、ハムを頼んだのですが、ちょっと火にあぶったハムが野菜の上に乗っかっているこの一品が絶品でした。メインの鴨料理もうまく調理されています。
コスト・パフォーマンスが極めて高い、よいお店です。お店自体は広々としており、予約無しでも大丈夫そうです。なにより休みなしなのが有り難い。気軽に南西部を楽しめます。おすすめです。
さて、今週末、ルー川にリヴェンジを果たそうと思い、去る土曜日にHOTEL DE FRANCEに「3週間前に訪問したパリの日本人だが」と予約を申し込み、「釣りはどうだろうか」と尋ねるメールを送ったところ、今朝方、メールが返ってきました。ホテルの予約はOK。釣りの方も「きっとよいだろう。やっと天気が良くなってきた。」とのこと。確かに、今日は残暑がぶり返してきたかのような、パリでは珍しい蒸し暑い一日でした。蒸し暑さは置くとしても、初秋のルー川、本当に楽しみです。紅葉も始まっているだろうか。

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mardi, 27 juin 2006

野田岩の幸福

標記鰻屋さん(272, rue St-Honoré, 75001 Paris, TEL:01.42.86.03.42)で昼食を取ってきました。
体調の悪い同僚が、ここに行こう、と金曜日から予定していたものです。Tuilerieで地下鉄を降り、サントノレ通りに向かうと、セレクト・ショップ・コレットを発見。中に入ることは出来ませんでしたが、いずれ時間をとってじっくり見てみたい、日本のガイドブックにも紹介されているお店です。
野田岩の鰻、大変美味しかったです。日本にいた頃、この時期には、虎ノ門の「鉄五郎」といういわば鰻版吉野屋でよく食べることがありましたが、こちらはふっくらした鰻がモチモチしたご飯の上に乗っていて、本当にあっさりと美味しい。それでいて、十分な満足感を得ることができる。24ユーロの定食は高くはありますが、しっかりと体力を付けることができました。
夜はマルセイユから帰ってきた出張者の方との食事会。マルセイユ空港からアルル、アヴィニョン等、南仏の世界遺産4カ所を5時間で回られた、とのこと。パリが一日中雨だったのに、プロヴァンスは快晴だったらしく、夜は夕日を眺めながらブイヤベースを楽しまれたようです。本当に満足されているお話振りに触れていると、こちらまで嬉しくなってきました。幸福を発信できる能力は得難いものです。夕食会の終わり頃、ご飯が出てきた時に、御自分のカバンから「ゆず胡椒」を取り出された時には、驚きつつも、そのお裾分けに預かり、美味しく炊き込みご飯をいただくことができました。銀座鹿児島遊楽館の豚しゃぶ、蕎麦出汁にたっぷりのゆず胡椒で食べたくなりました。
明日からの仕事に向かう気持ちを充電できた、そんな一日でした。

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mercredi, 14 juin 2006

LE MAQUIS

今日は昼休み、標記レストランに行って来ました(69, rue Caulaincourt, 75018 Paris, TEL:01.42.59.76.07)。
モンマルトルの岡の北側、クリシー通りからモンマルトル墓地の架橋を超えて坂を上り詰めたあたりにあります。
ツナ・サラダにリヨン風ソーセージと茹でジャガイモの付け合わせ、という本日のメニューが、ワイン1/4リットル込みで15ユーロと格安です。昔、Claude Denisという姉妹レストランがこの近辺にあったようなのですが、オーナーは一緒、シェフは同レストランがつぶれた際にこちらに移ってきた、とのことであり、普通のビストロ風でありながら味付けはなかなかのものでした。なにより、気温が30度を超える夏日に食べるメニューとして、オニオン・スライスがのっかったソーセージの輪切りはちょうどよく、リヨン風と聞いて少し身構えていたのですが安心しました。
それにしても暑い。今シーズン初めて、職場のクーラーを入れました。夜はスタミナ補充のため、松ちゃんで焼き肉を食べ、暑気払いをして帰ってきました。今度は体の中が暑いです。

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samedi, 03 juin 2006

かんの Kanno

今日はお昼、やはり仕事でお世話になっていて、いずれ転勤することが判明した同僚と、「かんの」(6, rue Saussier Leroy, 75017 Paris)という日本料理屋で食事をしてきました。マダガスカル、というところ、モーリシャス諸島のそばだ、ということもあり、海のフライフィッシングに出かけてみたい当方としては、今度のクリスマス休みに出かけたいなぁ、などと思ってます。
ここでは、牛丼に紅ショウガを付けてもらう、ということができるようになり、昼から大盛り牛丼(というか、すき焼き丼)を食べて満足です。最近、このメニューしか食べてないような。やっぱり15ユーロ程度しますが、それは仕方のないことでしょう。このすき焼き丼の肉、薄切り肉なのですが、教えてもらったところでは、ポンスレ通りに入って左手の肉屋で入手できる、とか。いずれ我が家ですき焼き、といきたいところです。
夜は仕事関係者と一緒に久しぶりに松ちゃんで焼き肉を食べながら、情報交換に努め、何となく不完全燃焼気味の一週間を終えました。早くスージーの中華が再開すればよいのですが。。。

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vendredi, 02 juin 2006

中村

昼食場所新規開拓週間だったはずが、若干バタバタしたことから、中村で昼食をとりました。
Rue Breyにあるこの日本食のお店、座席数は10席と、本当にこぢんまりとしたお店ですが、家庭的なお昼の定食を食べることができます。最近値上げがあり、メンチカツ定食が16ユーロ(今だと2100円程度でしょうか)と、決して安くはありませんが、ここのお米は本当においしい。他の日本料理屋さんと比べて段違いの炊きあがりです。
さっと食事をしてすぐに出たい、と伝え、注文をしておくと、到着するや否や出してくれたりします。おかげさまで、サーブの遅いフランスで30分で食事を取ることができる。職場の関係者が隣に座っていたりするようなこともあって気を遣う時もありますが、まあ、こんなわがままを聞いてくれる場所はそうないので、大変重宝しています。
で、午後は10月にグルノーブルで日本とフランスの大学長さんたちが集まる会議に向けての準備会議に出席してきました。これまで蚊帳の外に置かれていたので、何が話されているのか全く分からず。。。でも、今後、情報が全てコピーで送られてくることになったので、それで一安心です。結構大きな会議になりそうです。
溜まったストレスを発散するかのように、22時40分スタートでスカッシュをしてきました。いずれ激しい筋肉痛に襲われそうです。
日本は今年もクールビズだ、との情報が聞こえてきました。当地では冷たい雨が降っています。体調管理が難しいです。

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jeudi, 01 juin 2006

LE STÜBLI

今日はアテンド関係の仕事でよくお世話になる部署の人を、お礼の意味も兼ねて昼食に誘いました。ポンスレ通りにある標記のお店、普段はホットドッグのようなサンドウィッチをテイクアウトするのですが、今回はお店の2階のサロンで食べてきました。「パリでお昼ご飯」という稲葉由紀子さんの本でも紹介されていたので、一度そこに入り込んで食べてみたかったので、ここにはよく来るという彼と一緒に来ることができ、大変よかったです。
大皿にソーセージとジャガイモ、キャベツ、レンズ豆その他野菜類がぽつぽつとのった料理を頼みましたが、日本人の昼食としてはちょうどよい分量でした。栄養のバランスも良さそうです。混んでいる上、予約ができないのが難点ですが、1時半過ぎに入れば空いていそうです。夏であればわずかながらもテラスが設置されていますので、そこでオーストリア料理を手軽に楽しむことができそうです。
パリは大変寒く、昨日・今日とロング・コートを羽織って出かけています。日本は明日から衣替えですね。当地は全くその気配がありません。

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mercredi, 31 mai 2006

LINA'S

今日はお昼にLINA'Sでサンドウィッチを買ってきて食べました。WAGRAM通りの凱旋門近くのお店です。
Pain pavéという少しごつごつしたパンの間にローストビーフを挟んでもらったのですが、ソースやピクルスと絶妙な調和をしていて、大変おいしかったです。サラダ、バドワとあわせ、15ユーロ強したので、結構高めではありますが、そもそもサンドウィッチだけで十分な分量があり、少々食べ過ぎました。これでマクド昼食からも脱却できそうです。
というか、2週間ほど前からスージーの中華料理屋が工事休業となっていて、食事の場所探しに苦労しています。おかげさまで新規開拓ができているのですが、やっぱりほっとできるレストランが欲しいです。
というわけでもないのですが、夜は、3ヶ月振りにCercle du 17emeへ。同僚3人でいろいろと話し込みました。オーナーのジャンバティが満面の笑顔で迎えてくれ、アペリティフを御馳走になりました。エジプトに行った昔の同僚が乗馬を始めた、という話をしたら、あんな砂ばかりのところで乗馬はできないだろう、と言ったりしてましたが。シェフとも2ヶ月ぶりに再会。また、カートなどに出かけたいものです。

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mardi, 30 mai 2006

Maison de campagne

今日、駐仏日本大使が日本に帰国されました。20時発のANA便です。
こちらの仕事は相も変わらず出張者のアポ取り等ですが、先週のバタバタと比べれば楽な方です。
今日は、標記レストラン(18 bis, rue Pierre Demours, 75017 Paris, TEL:01.45.72.28.51)で職場の同僚とブレーン・ストーミングの会合を行ってきました。このレストラン、新たに着任した同僚の歓迎昼食会の開催の場所として定例化しており、また、出張者の方のおもてなしに使うことが多いです。カーヴが店内にあって、そこから適当なワインを自分で選ぶことができる、という点がアトラクション的におもしろいところです。味付けはさっぱり系で、気に入ってます。
で、今後の仕事のあり方がどうなのか、といったことを、居酒屋的な雰囲気でギロンしてきました。特に結論を待っている、という風では無く、思い思いが感じていることを話す、といった具合で、6人でいつの間にかワインを2本、空けてしまっておりました。デザートは取らず、コーヒーを追加して、全部で260ユーロ強といったところです。まあ妥当なところでしょうか。
パリは急に寒くなってきました。コートを着て歩いている人の姿も目に付きます。これでまた風邪が蔓延しなければよいのですが。。。

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dimanche, 21 mai 2006

La Table de Joël Robuchon & Debauve et Gallais

標記レストラン及びチョコレート屋さんに行ってきました。
La Table de Jeël Robuchon(16, avenue Bugeaud 75016 Paris, TEL:01.56.28.16.16)の方はロブュションがいくつか展開しているカジュアル系のお店の一つで、2年前にオープンしたばかり。既に一つ星を獲得しているらしいです。お店には日本人の店員さんもいたりして、安心できます。お昼でハーフボトルのワイン、コーヒーも込み込みのメニューが58ユーロですので、大切な人とのランチであればそんなに気負わずに入ることができます。あっさりとした味付けで、分量的にもちょうどよい感じでした。お気に入りに登録できそうです。他方、全席禁煙なので、喫煙者の人を接待するのは難しいかも知れません。
Debauve et Gallaisは、ルイ16世の薬剤師が開いたチョコレート屋さんで、サン・ジェルマン・デ・プレはパリ大学医学部の向かいにあります。日本にいる時に知り合いに教わったのですが、日本では丸ビルの地下1階に少しだけ置いてあったような記憶があります。以来、一度行ってみたかったお店だったので、実際に訪問することができ満足です。チョコレートの詰め合わせ、10個入りのものが20ユーロ、ということで、まあまあの値段はします。が、家に帰ってきて食べてみたら、Maison du Chocolatのものに負けず劣らずおいしい。最近、Maison du Chocolatのチョコは日本のデパートでも売っているらしいので、少し差異化を図るにはよいかも知れません。唯一の難点は箱が上げ底である、ということくらいでしょうか。
この日は、その後、釣りにも出かけたのですが、それはまた明日。

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lundi, 15 mai 2006

Cazaudehore

標記レストランに行って来ました。サン・ジェルマン・アン・レの森の中にある「大人の隠れ家」風のところ、と聞いていたのですが、そこまで「隠れた」雰囲気はなく、健康的な庭園に囲まれた風光明媚な場所でした。
夜のメニューはハーフボトルのワイン付きで68ユーロ。仏南西部の料理というだけあって、フォアグラやカモの油漬け等、どっしりとした料理が出てきました。分量的にはかなりのものがありますが、雰囲気もよく満足です。聞いてみると、70年間、3代に渡ってCazaudehore家が、隣接するホテルとこのレストランを経営している、とのことでした。伝統の重さを十分に受け止めて仕事をしているギャルソンには好感が持てます。
他方、迷惑なお客がいたのには少々興ざめでした。
連れの後ろにいた老夫婦の男性が、当初からワインにけちを付けたり、食事が重すぎる、と言ってギャルソンにけちをつけていたのですが、連れの皿を下げる時に少し肘が後頭部に当たった時、「殺す気か」と突然怒り始め、その後もそのギャルソンが通るたびに後頭部をさする仕草をしたり、コーヒーが来ない、と言って怒ったり、と、それはそれは陰湿な剣幕で、周囲の客のひんしゅくの眼差しを一身に受けながら、早々に退席しました。こちらも何となく気分が悪いです。彼らの退席後、20分ほどして、こちらもお勘定をお願いしたのですが、ギャルソンが「大変申し訳なかった。」とお詫びをしてくれました。と同時に、会計終了後、「コーヒーをもう一杯どうですか。」と言われ、妙だなぁ、と思いつつ、早く休みたかったのでそれを断って玄関の方に向かったら、入り口のカウンターでまだもめている。
ギャルソンが、この2階に昔のこのレストランの写真があるから、それを見に行ったらいいですよ、と言ってくれたので、それを見に行って時間をつぶしました。おそらく、あの客よりも早く自分たちが出て行ったら、さらに妙な言いがかりが付けられていたのでしょうね。綺麗な年の取り方をしたいなぁ、と痛感した一幕でした。
2階には、会議室と小宴に使えそうな個室があり、こちらはこちらでよい雰囲気でした。レストランのカードをもらいつつ、「上の個室は何に使えるのですか。」等と聞いていたら、レストランとホテルの立派なパンフレットをくれました。研究の上、また行ってみようと思います。今度は妙な客がいませんように。

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jeudi, 11 mai 2006

YEN(円)

今日は、また別の出張者と一緒に、「円」という蕎麦屋さんに行ってきました(22, rue Saint-Benoit, 75006 Paris, TEL:01.45.44.11.18)。
サン・ジェルマン・デ・プレの有名なカフェ・フロールの角を折れてセーヌ川方向に向かった左手にあります。斜向かいくらいにヴィトンの店舗がありました。
ビール、白ワイン1本、「前菜」とされたつまみ4品、天麩羅盛り合わせ、仕上げの蕎麦にお茶で、全部で160ユーロ程度。パリの日本食屋の値段にはなっているものの、味はそこそこおいしく、胃が疲れたという日本人旅行者にはちょうど良さそうなお店です。
それに、さすがに蕎麦屋だけのことはあって、21時スタートで食事をしても、23時には職場に戻ってきて仕事の続きをすることができる、というのも粋だったりします。

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jeudi, 27 avril 2006

La Fontaine Gaillon

出張者との夕食会セット下見のため、標記レストラン(1 place Gaillon, Paris (2ème), Tél: 01 42 65 87 04) に行って来ました。オペラ座から徒歩5分程度のところです。
大変クラシカルなよい雰囲気のところで、料理は素材の味を重視したあっさりとした味付けで仕上がっています。子牛のヒレ肉のステーキを注文したところ、分厚い骨付きのものがデンとお皿に置かれたものだけが出てきて、付け合わせのほうれん草は別皿で出てくるなど、分量はしっかりとありました。前菜のマグロのカルパッチョも素材の味がしっかりと出ていておいしかったです。アラカルトにワイン半分で80ユーロ程度。ちょっと贅沢をしていただいてもよいようなお客様にはちょうどよい場所かも知れません。天気がよい時はテラスも良さそうですし、2階には8名まで対応の個室や、より大きい個室もあります。
なお、ここのオーナーは、名優、ジェラール・ドゥパルデューだそうで、トイレを出たところに置いてあるお店のパンフレットにも登場しています。同氏がすぐ近くの日本料理屋「小葉」でよく発見されている、というのも宜成るかな、でしょうか。

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samedi, 01 avril 2006

Chez Gabrielle, ENOTECA

今日は昼、仕事関係でChez Gabrielleというフレンチ・レストランに行って来ました(7, rue de l'Etoile, 75017 Paris)。こぢんまりとした場所で、旦那様が料理をし、奥様が給仕をする、という家族的なレストランでしたが、味はなかなかのものです。ワインリストがB5判ほどの大きさで小冊子のようになっていたので、どれほどの種類があるのか、とちょっと驚いたのですが、1ページに1本、エチケットが貼り付けて紹介されている、ということで、種類故の分厚さではありませんでした。ただ、こういうやり方、イメージに残りやすいです。
夜は21時30分スタートで、同僚とl'ENOTECA(25, rue Charles V, 75004 Paris)というイタリアンに行ってきました。バスティーユ広場から少し入ったマレ地区にあります。気さくなイタリアンで、つまみながらワインを飲むことができる、という、ワインバー的な風情があって、こちらも気に入りました。
シラク大統領が、CPEに署名をし、公布はするが、すぐに政府は条文改正をするように、という指示を出しました。改正を命ずるなら署名・公布をしない、というのが筋のような気もしますが、ずいぶんアクロバティックなやり方でこの騒動を鎮めようとしています。はたしておさまるのだろうか。。。
あちこちに引っ越しのトラックが止まっています。4月異動があるのだろうか。。。

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vendredi, 06 janvier 2006

クレモンティーヌと過ごした午後

日本で先に売れて、フランスに逆輸入されたフレンチ・ポップスの歌手にクレモンティーヌ(Clémentine)という女性がいます。こういう現象もあるようで、フランス版のアップル・アイチューン・ミュージック・ストアーでも曲が売られています。日本発の歌手として、一時評判だったようですが、今はどうなっているでしょう。
今日の午後は、このクレモンティーヌを堪能しました。
クレモンティーヌは20世紀初めに北アフリカで開発された果物です。味も形も日本の「みかん」です。日本のみかんの起源はどうなのでしょうね。
このクレモンティーヌ、マルシェに大量に積んであって、それを量り売りで買います。職場近くのポンスレの常設市で、昼食後、500グラムで2.5ユーロ程度を2カ所のお店で買いました。雪交じりの曇り空の下で購入したみかんは、まるで冷蔵庫に入れておいたように冷たくぷりぷりしていて、大変おいしく召し上がることができます。およそ1キロ分購入したにもかかわらず、午後の時間にほとんど食べてしまいました。この時期の貴重なビタミンC摂取源です。こたつが欲しくなる至福の味。
夜、急遽、同僚の家で夕食を御馳走になることになり、今は主婦業と子育てに専念している奥様のおいしい手料理をいただきました。手料理には、何か大変な安心感と満足感があります。彼らには今、1歳8ヶ月の男の子がいるのですが、その子もクレモンティーヌにはまっているらしく、むけばむくだけ食べるようです。おいしいものをたくさん食べて、健やかに育ってもらいたいです。

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mercredi, 07 décembre 2005

Tête de veau

今日、出張者とヴェルサイユの方に少年非行の調査に行って来ました。
お昼、テルヌ広場のそばのブラッスリーで食事をしたのですが、その際注文したのがタイトルのTête de veau(テット・ドゥ・ヴォー)。直訳すると「子牛の頭」です。
メニューの「シェフのお薦め」に載っており、シラク大統領のお気に入り料理ということもあり、まさか脳みそが出てくることもあるまい、と高をくくって注文したところ、まず、出てきたものを一見して食欲を失いました。ピンクと白が混じったような微妙な透明肌色をした肉が、ドーナツのようにお皿に置かれていて、真ん中にごわごわとした肉がぼてっぼてっと置いてあります。そのドーナツ状の肉、ほとんど火が通っていないような色をしてます。ボンレスハムにあるような凧糸で縛った跡が残っています。ナイフを入れるとゼラチンのような切れ味です。で、口におそるおそる含むと、味のない豚足のような食感が口の中一杯に広がります。ちょっと息詰まる瞬間でした。
もちろん、あれが好きな人もいるでしょうが、自分は駄目です。
出張者は完食してましたが、私と職場の同僚はとても食べ切れませんでした。コラーゲンが豊富に含まれていて、お肌には良さそうな料理でしたが、何とも後味が悪く、夜になっても食欲がわかず、結局深夜、家に帰ってきて梅しそスパゲッティを食べてます。まかり間違って星付きレストランのようなところで食べなくてよかった。
あ、フランス人の同僚にきいたところ、あれは子牛の頬肉だ、とのこと。脳みそでなくて、なおのことよかったです。

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mardi, 06 décembre 2005

Del Papa

デル・パパという名前のイタリア・レストラン、フォーブール・サントノレ通りがテルヌ広場にぶつかる少し手前の左手にあります。ここのパスタがおいしくて、今日の昼、出かけてきました。パスタ一品が11ユーロ程度(1500円くらい)と高いと言えば高いですが、フランスの物価の中では安い方だと思います(価格比較によく使われるマクドナルドのビッグマックセット、フランスでは6ユーロ程度≒800円強します)。
ここのパスタの売りは、単にアルデンテである、ということなのですが、そのこと自体、フランスでは珍しいです。イタリアンに行く時は要注意。だいたい、選ばずに入ると、グニャグニャの昔学校給食でよく出てきたような麺がでてきます(誰かが、ママースパゲッティのようだ、と評してましたが、よく分かりません)。
そんなフランスの中で、おいしいパスタを出してくれるこのお店、難点は、まず、量が多いことでしょうか。日本のちょっと気取ったパスタ屋さんで出てくる量に比べれば倍ほどの分量がこってり出てきます。今日も休みが終わってすぐ会議だったのですが、10分ほどの内容を30分ほどかけてむなしく議論されている中、特に議題と関係のない自分は十分にシエスタを楽しむことができました。それを除けば、お店の雰囲気も、接客の元気良さも、大変気持ちいいです。
もう一つの難点は、混んでいて待つ時間が長いことかも知れません。とはいえ、回転がいいので10分も待てばお昼のピーク時でも入れました。1時頃の時間、フランス人が一斉に昼食に出るせいか、あるいはフランスは旧共産主義圏だったのか、マクドナルドのテイクアウトでさえ、購入するのに10分は優にかかりますので、難点とは言えないかも知れませんね。
ともあれ、職場の近くにこういうお店があるのは幸せです。

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samedi, 19 novembre 2005

Carré des Feuillants

ミシュランの2つ星レストランに行って来ました。
「キャレ・デ・フォィヨン(Carré des feuillants)」というヴァンドーム広場そばのレストランで、とある出張者が「どうしても行きたいから予約を入れて欲しい、もし君が行けなくなったら一人でも行く」と言っていたのを受け、予約を入れ、別の出張者と3人で行ってきたものです。
内装は今フランスではやりの「zen」らしく、シックなモノトーンで控えめに作られていました。壁にはなんだかポップな抽象画が何枚も掛かっていたのを思い出します。ずいぶん緊張して入っていったのですが、そんなに緊張することもなかったです。
昼、職場のそばのレバノン料理(これが絶品)の軽食だったこともあり、また、言い出しっぺの出張者が20時スタートに30分ほど遅れてきたりしたので、おなかがすいていて、料理はおいしかったです。割とあっさりと仕上がったフレンチでした。満足です。
ただ、焼きおにぎりの上に焼いたフォアグラをのせた、Cercle du 17eのサダキ・シェフの創作料理から受けた「感動」はありませんでした。あれに「感動」したのは日本人だからでしょうか。
値段も値段だし(前菜、メインがそれぞれ50ユーロ程度でした。Cercleならばフルコースを食べ、ワインを飲める値段です)。ミシュランに書いてあるとおり、ワインの品揃えはものすごかったです。ワインの注文を取りに来た人が、こちらが注文した料理の内容を全て把握していて、あとは「強いのがいいか、軽いのがいいか、産地はどこのものがよいか」ということだけ聞いて、勧めてくれる、というのもよかったです。このお店自体、仏南西部の料理を狙っている、ということでしたので、「南西部の強いものを」と伝えたところ、MADIRANの2000年(1本60ユーロ。案外安いのも置いてある)を勧めてくれました。こちらはなかなかおいしかったです。こういう星付きレストランでは、原価×3がワインの値段になる、とジャンバティが言ってましたので、ワイン屋でふつうに買えば20ユーロくらいでしょうか(ちなみにジャンバティのところは原価×2でやってるそうです)。
星付きレストラン、1年に1度くらいは行ってみてもよいかも知れません。ただ、料理をおいしく楽しく食べられるのは、料理それ自体というよりは一緒に行く人がだれか、という点に大きく依存するような気がしました。
ちなみに、3人でフルコース・ワイン1本で、ちょうど500ユーロでした。「carre_des_feuillants.pdf」をダウンロード

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samedi, 15 octobre 2005

松っちゃん

今日は、遅ればせながら、
阪神タイガース優勝記念祝賀会を、
パリの焼き肉屋、松っちゃんでささやかながら盛大に
開催してきました。
松っちゃんの御主人、岡田監督と昔一緒に野球をしていたことがある、とか。
岡田、中学校の頃から、自宅の屋上にバッティング練習場を
作って練習していたそうです。
それにしても、
ずっと好きでいつづけると、何かしらいいことがあります。
話の中で、読売巨人軍の心配をしてしまったり、、、ううむ、心地いい。
というか、信じられない。。。
しばらくは黄金時代が続くと、、、いいのか悪いのかわかりません。
最近、阪神から楽天に鞍替えしているファンもいるそうです。
「阪神ファン」って複雑です。
根性が培われることは確かです。
さて、次は20年ぶりの日本一の美酒を味わえるかな。

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