ルイーザ・ミラー(Luisa Miller)@バスティーユ
どうも体調が今ひとつ。朝も早起きして久しぶりのジョギングを、とも思ったが、結局起きることができませんでした。体が休みを欲しがっている時に無理は禁物です。
13時30分から日本語のイベントをどうするか、という打ち合わせに出席。17時過ぎまで休憩なしに続いた会合では、様々なことが具体化していきました。このスピードで動いていけば、間に合いそうです。
その後、一旦家に戻り、荷物を置いて、バスティーユへ。今夜は「ルイーザー・ミラー」、ヴェルディのオペラです。
Giuseppe Verdi (1813-1901)
Luisa Miller
Opéra en trois actes (1849)
Livret de Salvatore Cammarano d’après le drame Kabale und Liebe de Friedrich Schiller
En langue italienne
NOUVELLE PRODUCTION
Direction musicale (指揮)Massimo Zanetti
Mise en scène (演出)Gilbert Deflo
Décors et costumes (舞台装置・衣装)William Orlandi
Lumières (照明)Joël Hourbeigt
Chef des Choeurs (合唱指揮)Alessandro Di Stefano
Il Conte di Walter(ワルター) Ildar Abdrazakov
Rodolfo(ロドルフォ) Ramon Vargas
Federica (Duchessa d'Ostheim)(フェデリカ) Maria José Montiel
Wurm(ヴルン) Kwangchul Youn
Miller(ミラー) Andrzej Dobber
Luisa(ルイーザ) Ana Maria Martinez
Laura(ラウラ) Elisa Cenni
Orchestre et Choeurs de l'Opéra national de Paris
新演出のせいでしょうか、幕間含めて2時間45分ほどの演目で、席の値段がいつもより10ユーロほど高く設定されていました。その演出ですが、前奏曲の開始と同時に紗幕に「Luisa Miller」とゴチック体の文字が白く映し出される、まるで映画のような出だし。このやり方はその後も幕の始まり毎に繰り返されました。そして、舞台の方は、チロル地方の山と草原が再現されており、半円形に穴が空いた板が舞台前面に置かれ、半円からのぞくスペースで劇が進行する、というもの。衣装も振り付けも誠に自然で、この間のボブ・ウィルソンのいい解毒剤になります。総じて、好感の持てる普通の演出でした。
歌手の方では、一番がミラー役のドッベル氏。父親の深い情愛を大迫力の声量で表現してくれていました。カーテンコールは正直です。それに続いたのがルイーザ役のマルティネスさんで、派手なコロラトゥーラはないものの適確な歌唱が必要な役で、「きちんと」歌ってくれました。ヴルン役のヨン様はスキンヘッドの悪役をこちらも正しく演じ、歌ってくれました。以前、「トロイ人」と「ルチア」で聴いていたのですが、今日が一番だったかも知れません。フェデリカ役のモンティエルさんは豪華なウェディング・ドレスに終始身を包んでの歌唱。美人で、策略婚でも良いじゃないかロドルフォ、と説得したくなりそうです。そのロドルフォ役のヴァルガスですが、残念でした。音程が不安定で痩せた声に不十分な声量、名前が無ければブーが出てもおかしくないような、そんな歌でした。風邪でもひいていたのでしょうか。2006年12月の「薔薇の騎士」でテノール歌手役で聴いた時の好印象が吹き飛んでしまいました。なかなか難しいものです。
そして、今日一番感心したのが、ザネッティの指揮とパリ・オペラ座管弦楽団の演奏でした。前奏曲から大変に気迫のこもった演奏で、切れば血が出るような音楽作り。「やればできるじゃないか」と繰り返し思った、そんな演奏で、完全に満足です。
終演後、CAFE DIVANに向かったのですが、満席かつカウンターでお酒を飲みながら待っている人の行列に呆れ、結局ファルスタッフでピザを食して帰ってきました。明日はブローニュでジョギングです。





























